
強い毒性を持つことで名が知られるトリカブト。変種が多く、ハナ・ハクサン・ミョウコウなどを冠した30種類ほどが知られていると言う。ドクセリとドクウツギを合わせ日本3大毒植物なのだそうだ。花の色も多種にわたるようだが、濃い紫のものが一般的で、なんだか毒々しく?見えるような気がしてくる。
「ヤチトリカブト」はキンポウゲ科の多年草。上高地で咲いているものは、ホソバトリカブトの変種とされている。河童橋近く、梓川沿いの遊歩道で見かけた。草丈は高く1メートルほどあり、目立つ紫色の花が他の花から飛び出している。奇妙な形をした花が“鳥兜””烏帽子”の形に似ていることからこの名がついている。