
昨日の写真のフキノトウ。味噌、砂糖、酒などで煮詰めた“フキの爺さん味噌”(実家でそう呼んでいた)にしていただいた。新潟産3大コシヒカリの一角を占める佐渡産コシヒカリの温かいご飯を独特の香りが包んだ。トキの島で見つけたもう一つの春がオドリコソウ。タンポポやホトケノザの狂い咲きならともかく、5月頃に咲くこの花を見つけた時には驚いた。
「オドリコソウ」はシソ科オドリコソウ属の多年草。春(五月)に帰省した際に撮った写真を掲載した記憶がある。年内の再掲載になるが、今の時期に咲いているのに驚いて(喜んで?)もう一度。海抜で300メートルほど。母の実家の近くに、清水が湧き出し、小さな流れを作る場所がある。冷たい風が吹く日だったが、何気なく小川を除くと小さな白い花が咲いていた。例年に比べ気候が温暖な上に、清水が湧き出す場所から数十メートルの場所にあり、気温も安定しているのだろう。
草丈は3,40センチで通常は直立するが、冷たい風を避けるように幹を折り曲げ、ひっそりと咲いているのが可愛らしい。唇形で葉の腋に輪状に数段の花を付ける。この様子を笠を被った踊り子が並んでいる姿に見立て名が付いた。