
友人のお誘いで、年内にもう一度山行が実現しそうだ。昨日は、今年最後になるかも知れないと思いながら、桐生市と栃木県田沼町の境にある「野峰」(1009メートル)を歩いた。クリスマス寒波の到来が伝えられているが、正月の社会人駅伝のコースとなる国道50号を桐生に向け走ると強烈な風。先が思いやられた。
「野峰」は桐生市の北東部、梅田町にある。青少年野外活動センターに駐車させてもらい、登山口を聞く。親切に対応していただいた。民家の脇を通り登山口となる山の神(峠)まで10数分。杉と檜の林の中を1時間近く。急斜面だがZ字上にゆっくりと歩ける。風は無いが展望も草木もまるでない単調歩き。30分ほどで汗がでてくるがそのまま歩く。
林に松の木が混じるころに尾根らしきところ。西側には雑木も混じり桐生川の反対側の山並みも見え始めた。但し、風邪が急に強くなりゴーゴーと凄まじい音。手先が痛いくらい。雑木林の尾根に入ると間もなく最初の目標とした“野峰ヶ池”。池と言っても落ち葉が溜まっているだけ。ここから先は、落ち葉で踏み後が希薄になるが、テープやペンキで目印がはっきりしており不安は無い。
池で休まずそのまま歩く。池から山頂まで小さなピークをいくつか越えたが、予想以上に時間がかかり、林の中は同じ景色でうっかりするとルートミスしそう。風邪が強くとにかく寒い。ようやく付いた山頂には、朽ちかけた標識があるのみ。樹林越しに男体山や太郎山など冠雪した姿が凛々しかった。北東に「熊鷹山」への道標。ここからが尾根道沿いの
快適なコースとなるようだ。余りにも寒い。写真を撮り、アンパンを1個かじって15分の滞在で降りはじめた。途中、ここがピークかと思った場所風の少ない場所があり、ニギリメシと味噌汁で一服した。
降りる途中では、誰一人いないと思った山中で鈴の音。振り返るとマウンテンバイクにのった2人。熊鷹山方面から降りてきたという。また、最後に“尾根コースで課外センター”に歩くと、林道工事?で行き止まり(道なし)。幸いにもセンターが見えたので沢に向かってヤブ漕ぎ。ようやく橋を見つけて渡った。
写真は男体山の遠景、手前が熊鷹山方面か?
