
家の前の畑にはまだ雪が薄っすらと残っている。フクジュソウやユキワリソウ、セツブンソウなどようやく咲き始めていたが、10センチほどの雪に埋まってしまった。春の光に今朝はもう元気に花を開いている。スプリング・エフェメラルなどと呼ばれ「短命な」とか「春の妖精」というようなイメージがある割りにはなかなか強いところもあるようだ。
「ツグミ」は体長が24,5センチの中型の鳥。シベリアやカムチャッカ半島から10月ごろに渡ってきて越冬。晩春まで日本で過ごす渡り鳥。草原や浅い林の中、畑などでよく出会う。それほど人を恐がらないようで、たまに近接するが“何時でも撮れる”と思うのでカメラが向かない。ところが、撮ろうと思うとなかなか現れないのである。三名湖の周遊道でバッタリでくわした。
図鑑によると「キョキョッ、クイクィ」と地鳴きする。キョの鳴き方は啄木鳥の声に似ているような気がする。地面を移動する時は足をそろえてピョンピョン飛び跳ねたり、止まって胸を張り辺りを見回したり仕草は可愛い。