
山野草がようやく輝きだした。公園の中だがアズマイチゲを見つけた。日当りの良い場所ではスミレが咲き始めている。遥か遠い谷川連邦の峰々はまだ真っ白だが、南側の御荷鉾山の雪はようやく消えたようだ。今日午後には“春雷”とかが予報されている。嵐に巻き込まれるのは御免だが、ひと降りあるたびに野草も野菜も生長する。
「ヤマネコノメソウ」はユキノシタ科ネコノメソウ属の2年草。仙人ヶ岳への登山道で渓流沿いに咲いていた。渓流の反対側にあったのでこの程度の写真だが、敢えてトリミングしないで掲載した。草丈は10センチほど。やや湿った場所で、見つけたときは落ち葉の中からと思ったが、写真で見るとコケのようなものの間から茎を伸ばしている。
茎の間につく葉は1-2枚と少なく、花茎を伸ばして先に数ミリと小さく4枚の花弁がある花を咲かせる。花期は3-4月。山に生えるネコノメソウというのが菜の由来。
同じような場所に、下の写真の小さな白い花が咲いていた。昨年近くの山で見たトオゴクサバノオと思ったが、調べてみると花びらが4枚しかないので違う。ミツバコンロンソウ?ユリワサビ?など図鑑に似ているものはあるがどこか違っている。落ち葉の中からようやく芽を出し、花径で3-5ミリの小さな白い花をつけていた。
