
花が咲いていないので、食べられる野草を・・と思って探してみた。我が家のイチジクの木の根元にアサツキが芽吹いている。散歩道にはノビルもあちこちで見かける。群馬ではなかなか自生しているアサツキを見かけないが、トキの島では春になると貴重な食材となっていた。当家の庭のアサツキもトキの島から持ち込んだもの。乾燥地帯の群馬でも活き活きとしており、草丈が高く育つような気がする。
「アサツキ」はネギ科ネギ属の球根性多年草。草丈は条件が良いと30センチ以上に伸びる。ノビルも同様だが植物分類の仕方によっえ「ユリ科」にされることもある。花は初夏の頃で、小さな葱坊主状となる。
「ノビル」もネギ科ネギ属の多年草。アサツキに比べ葉が細く、緑の色がやや薄い。草丈は30センチ以上。
両方とも食べられるが、トキの島ではアサツキのほうが上等品でお浸し、卵とじ、そのまま酢味噌などでよく食べた。ノビルは“ヒルドンボウ”と地元で呼んで、理由は判らないが食べなかった。
