啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オランダガラシ(クレソン)」と「セリ」

2012-03-21 09:05:45 | 山野草

ここ数年、今の時期にはもう2-3回は歩いていた「牛伏山」(491メートル)。数日前に今年初めて登った。日差しは強くなったが風が強く寒い。野鳥の鳴き声も少なく、間もなく尾根沿いに浮かび上がるように咲くはずのミツバツツジの花芽は堅いままだった。登り口近くのミニ公園に流れ込む小川沿いでオランダガラシとセリを見つけた。

「オランダガラシ」はアブラナ科オランダガラシ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物で、ステーキのつまやサラダにするクレソンといった方が判りやすい。水際というか水中に生育し極めて繁殖力が強いのだという。切った茎を水に入れておくと発根するというほど。清流に育つというようなイメージがあるが誤りのようだ。生活廃水の流れ込む、流量の少ない川沿いでも見る。写真のものは水は清いが流れが緩い場所だった。

他のアブラナ科の植物と良く似ている辛味があり、食欲の増進などの効果を持つようだ。茹でて食べるほかサラダに使う。

「セリ」はセリ科セリ属の多年草。湿地や畦道、休耕田など水分の多い場所に生育。芽生えたばかりの早春の頃には、やや赤紫がかった色をしており、香りも強いような気がする。今の時期に摘んで来て、胡麻ヨゴシにしたりサラダに混ぜると抜群。

花期は7-8月。花びらが見えないほど小さい白い花が集まり傘状に咲く。その頃には草丈も20-40センチほどに高くなる。

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