
小学校高学年から中学生の頃。トキの島の細い川に「マス」が遡上してくることがまれにあった。鮎を捕まえに川に行き、運が良いとマスが採れる。採ってくれば大手柄だった。私は捕まえたことが無いが、弟が仲間と一緒に手柄を立て、悔しかったことを覚えている。その後、鮭の遡上を見た記憶が無い。昨日、久し振りに鮎川の川原を歩いた。「カワセミがいたら・・」という思いだが、予想していなかった光景に出くわした。
鮎川と鏑川が合流する地点の少し上流の鮎川側。川幅が10メートル弱あり、流れがトロ場になっている浅瀬のところがやけに波立っている。“今は鯉の恋愛の時期では無いはず”“背びれと尾びれが大きく見える”のでサケがここまで遡上してきていると確信した。
写真は目いっぱいトリミングしてこの程度で、サケの尾ひれ(背びれ)かどうか確信が持てないが、色やヒレの大きさなどからサケである確率が非常に高いと思っている。埼玉と群馬県の境の利根大堰を多くのサケが通過していくと言うから、利根川支流の鮎川に遡上してきても可笑しくないとおもうのだが・・・・。鯉の尾ひれでないことを祈っている。
野生の「柿」を竹沼の周回道で見つけた。柿は古代に中国から持ち込まれたもので「本来の意味で野生種は無い」というネット上の書込みがあったが、実際に山の中には実の小さい自然の中に生きていると思われるものが存在している。
写真の個体は竹沼の周回道の西側の方。歩きはじめて間もなくのところにある。実の直径が1・5-2センチ程で小さい。トキの島では山の中で、雪が降る頃になると実が落ちて橙色に地面を染めることで存在に気付くほど小さい、径1センチほどの実をつける柿の木があったのを記憶している。こうした野性の柿を改良したのが庭先などに植えられている柿になったと思っていた。小さな実の渋柿は誰も採らない。熟す頃になって野鳥のえさとなるのだろう。
