
立冬も過ぎ、山野草の種類もめっきり減ってしまった。苦手なノギクの比較をしようと思って写真をファイルしたが、ネットで調べていると“昨年、啄木鳥の詩で書いた”のが見出しに並んでいた。少し嬉しく、恥ずかしかった。と言うことで、今のところ「白い野菊」は掲載停止。
「イヌホオズキ」はナス科ナス属。別名をバカナスという。そういえば葉の形などホオズキに似ており、花の形はナスとそっくり。イヌを関しているが、アルカロイドを含み毒草であることから葉も実も食べられないので、人の役に立たないということからこの名が付いている。実は未熟の内は緑色で小さいトマトににており、熟すと黒くなり径が6-8ミリの小さなナスに見えなくも無い。
花は群馬県南部では10-11月頃。茎の途中から花枝を出し、その先に散房状(1点の花枝から周りに広がる形)に4-8個の花をつける。花びらは白い色をしており、中心の黄色の雄シベが飛び出している。
冒頭の写真の花の色はナスににており紫色蛾かっていた。ネットで調べて見るとほとんどは「花の色は白」となっている。下の写真では花色が白。変種や近縁種が多いようだが、私の調査範囲では花色に係わらずイヌホオズキだとおもうのだが・・。
