
竹沼の周回道に今にも咲きだしそうになって1週間以上経つセンブリがあるが、ここまで気温が下がってしまうと花を咲かせることなく終わってしまいそう。寒くなり花の種類がめっきりと減ってしまった。昨日、バスの中から見た南アルプスの山々は真っ白だったが、赤城や浅間隠山など低山も初冠雪を見ており、雪山経験の無い者には山歩きも大変。ネタ探しに苦労する時期となった。3週間ほど前に撮った絵だが、名前を確定するのが難しくそのままになっていたものがあった。
「ヒメアレチノギク」はキク科イズハハコ属の越年草。道端や荒地などに生える。この個体は鮎川堤防下の未だ売れていない工業用地の草むらに生えたもの。明治維新の頃に北アメリカから入ってきた植物だと言うことで「維新草」「明治草」の別名がある。個体のものは草丈1メートル弱だったが、盛期では2メートル近くまで成長するものもある。花期は夏ー秋。
秋に発生しロゼット状態で越冬。春に茎が立ち上がり、上部に円錐花序をたていっぱい花をつける。
南アメリカ産の外来種、オオアレチノギクと良く似ており、見分けが大変。ネットで調べて見ると区別のポイントの書き込みがあった。ただし、もう現物を比べるのは無理。頭に残っているイメージを加えてヒメムカシヨモギに決めた。異議ある方はコメントで・・。
見分けのポイント
1、ヒメムカシは花が小さく(2-3ミリ)俵型。オオアレチの花はやや大きめ(3-4 ミリ)で徳利形。白い舌状花がヒメムカシには目立つ。
2、ヒメムカシの方が葉が細めである。
3、葉に触ると葉が薄く、ザラザラしているのがヒメムカシ。オオアレチは葉が厚くビロ ード状。