啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

尾瀬の花 Ⅶ 「ヨツバヒヨドリ」 「ハンゴンソウ」

2013-09-05 11:10:41 | 高山植物
「ヨツバヒヨドリ」 キク科

昨夏、8月下旬 東電小屋の周辺に個体の花が群生していた。「もう、フジバカマが咲いているんだね」と言ったら、Ⅿさん「それはフジバカマの仲間だけれどヨツバヒヨドリだよ」と教えてくれた。よーく似ていて区別が難しいが、やはり注目は葉。
フジバカマ・・・・・一枚の葉先が3つに深くさけている。
ヨツバヒヨドリ・・・葉が4枚(3〜5枚もある)輪生。
その他ヒヨドリバナというのもあり、なかなか厄介ですね。名の由来は、ヨツバヒヨドリの花は、枯れてよく燃え、ひおこしの材料になるから、「ひおこし」から火を取る(ひおとる)に転嫁してヒヨドリの名になったのだそうだ。これは、山の鼻周辺で撮影した。


「ハンゴンソウ」 キク科

またまた難解な植物。花期は8月上旬〜9月上旬。茎の上部に2cm位の黄色の花をたくさんつける。高さ1・2〜2m位。キオンによく似ているが、見分け方はやはり葉に注目。深い切れ込みを持つ手のひらの形。漢字で「反魂草」。盂蘭盆会のころに咲くことに由来しているという。
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