すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

レンジャー、GO ON! ⑤

2009-01-18 20:05:00 | 妄想のカケラ・ショートストーリー 
今日は、中学時代からのお友達と、ランチです。

年末のおせちを作ったメンバーなんですけど、ね。

結婚しても地元を離れず、

子供が小さな頃は、一緒に遊びにいったり、
子供を預けあったり、

度重なる愚痴を聞きあったり、

子供が小学校に上がってからは、
1泊で旅行に出かけたり。

言いたいこと言い合ってるわりには、
喧嘩らしい喧嘩もなく、
もう30年を過ぎました。

各々の家庭の状況が、うまく合わなくて、
ここのところ、旅行もご飯も、行けてないカンジだったんですけど、

おせちの時に、無理矢理日程を合わせたおかげで、
今日のランチとなりました。


    


スープから、前菜、グラタンまで。

お野菜主体の、優しいお味。 これに、パンは、バゲット2種。


  メインは、若鶏のオーブン焼き。
 2種類のオレンジソース添えを。

 メインは、3ッ種類から選べるようになっていて、私ともう一人が、この、若鶏で、
 あとの1人は、白身魚のミルフィーユ仕立てを選びました。







 デザートは、チョコのプリンと、ガトーショコラ。
 ドリンクに、私は、カフェラテをいただいて。

 本日のメニューの終了。



 すべてお腹にいれて、大満足です。

 





 なのに、このあと、
 近くの大型ショッピングモールで、あちこちショッピングしたあと、

 コーヒーを店頭で試飲し、

 フードコートで、旅行パンフを広げて、
 おもいっきり、しゃべってきました。

 駐車場に戻ったら、
 店内に入ったときは曇ってた空から、結構な量の、雨粒が。

 渋滞する街中をぬけて、
 車内でも、しゃべり続けて、帰ってきました。

 楽しかった、な。

 韓国旅行、実現させたいなあ。



 さて、続きで、妄想レンジャーの⑤、行きます。
 
 
 


シティのはずれにある、公園。
そこに集まっているレンジャーたち。

「なあ、ほんまに、大丈夫なんか?」

「言うても、餓ッ鬼ー一人やろ?」

「喧嘩、強そうには見えへんし、なあ」

「ここでごちゃごちゃ言ったって、始まらへんやん」

「アジトの場所は、教えられんって、あいつが言ったんやから」

「でも、ピンクをどうにかして連れて来てって頼むやなんて」

「無謀やったんちゃうん?」

「僕らも、行ったほうがええんちゃう?」

「せやけど、場所がわからんもん、しゃあないやん」

「ここでこうしてるだけって言うんも、なんだか・・・」

「案外、強いで、餓ッ鬼ーは。それに、あっちには謎組もいてるやん」

「謎組が餓ッ鬼ーの味方になるって、なんで、そう思えるん?
 あいつらやって、言うたら、まだ、お披露目前の子役やで」


「悪悪少年団の味方をしたら、どないすんの?」

「餓ッ鬼ーのピンチに、見てみぬふりするほど、
 卑怯なやつらじゃないねん」


「えらい入れ込みようやけども・・・」

「それに、もう一個、保険は掛けてあるから、心配せんとき」

「もう一個って・・・」

「なあ、それより、さっきから、オレンジがおらんねんけど?」

「ほんまや、あいつ、どこ行ってん?」

「ああ、例のもの、取ってきてくれって、頼んだから。
 もう、来るやろ」


「例のもの・・・?」

「ほれ、あの、おそらくは、ピンクが勘違いするもとになったやつ」

「え、あれ、持ってくるん?」

「あのあと、上手くいったん?」

「面倒で、放っといたわ」

「ええ~~~ッ!」

「オレンジが持ってくるまで、結果は分からんってことか」

「最悪や・・・」



そこへ。



「お待たせ~~~」

というオレンジの声にカブるように、

「みんな~~~」

ピンクの声。見れば、全力疾走で、こちらへやってくるピンク。

後を追うように、悪悪少年団と、餓ッ鬼ー、淀殿が、もつれあうようにこちらへやってくる。

「なんやねん、おまえら」

ピンクを背中に、守りながら、ナスレンジャーが、悪悪少年団に立ち向かう。

「ごめん、僕ら、こいつら、止めきれなくて」
「ごめん、力不足で・・・」

餓ッ鬼ーと淀殿が、レッドに叫ぶ。

「充分や、ありがとうな。もうええから、ちょっと、避けてろ。
 すぐに、こいつら、やっつけたるから」


「そうは、簡単に、やられるかい!」
「俺らかて、ちっとは、成長してるんや!」

「じゃかましいわ」

「偉そうな口、たたきよってから」

「俺らのピンク、仲間にしようやなんて、100年早いわ」

「ごめん、僕、僕・・・」

「なんも言わんでもええねん。戻って来たんやろ?」

「さあ、一緒にあいつらに、決着つけようや」

「これで、威力倍増や」

「いっちょ、やったるか!」

「え~、あの、これ、どないするん?」

手にしたものを、オレンジは、高々と、振り上げる。

「ちょうど、ええわ。それ、投げつけたれ!!」

「へ? これを? ええの、ほんまに」

「いったれ、いったれ」

「ついでじゃ、俺らも、攻撃、いくで!」

「ピンクも、ええな」

「うん!!」

「必殺!!」

「レンジャーアタック!!」

オレンジが投げつけた、それが、高々と宙を舞い、
レンジャーの攻撃とともに、悪悪少年団に、見事、命中した。

「うううわあああ!!!!」
「うううわあああ!!!!」

奇声を上げる、悪悪少年団。

その身体には、巨大化した、黒い物体。

「なんや、これ!! ぎゃ~~~ッ」

「あかん、G、やんけ、Gやんけ!!」

「なんで、こんなにデカいねん!!」
「なんで、こんなにデカいねん!!」

Gを身体につけたまま、逃げ惑う悪悪少年団。

「誰か、殺虫剤ッ!!」
「アジトにあったで、誰か、早よ、持ってきてェ!!!」

一目散で、仲間の子役らに近づいては、
みんなに、逃げられる悪悪少年団のふたり。

あわれにも、仲間からも、見放されながら、
その場から、逃げ出していった。

「やったな」

「ええのん、捕れてたやん」

「びっくり、やろ?」

「最悪やな」

「きしょいわ~」

「ちょっと、可愛そうな気もするけど、な」

「これでしばらくは、おとなしくしてるやろ」

「・・・・・・。あれ、『Gほいほい』のことやったんや・・・」

「そうやで。妙な勘違いして、飛び出すからやな」

「僕ら、あちこち探して回ってんぞ」

「盗み聞きなんかするからやで」

「ごめんなさい」

「ええやん、これで、誤解もとけたし」

「悪悪少年団もおとなしなるわ」

「一件落着、やな」

「動いたら、お腹減ったぁ! ご飯、ご飯~~」

「駄々っ子やな」

「ほな、戻ってメシにしようや」

「なあ、あいつらも一緒で、ええよなあ?」

レッドは、公園の隅で、座り込んでいる餓ッ鬼ーと淀殿を指差した。

「ええんちゃう?」

「ふたりのおかげで、ピンクも戻ってきたし」

「人数多い方が、ご飯も、おいしいやん」

「今日いち、オイシイとこ、とられてもうたけど、な」

レッドは、謎組のふたりに手を差し出した。

「ありがとうな。これで、俺ら、もう仲間やからな」

「さ、戻ろか!」

ナスレンジャーの声を合図に、
10個の影が、公園を去っていった。

あとに残ったのは・・・

『Gほいほい』の残骸が、風に吹かれるだけだった。





おまけ・・・へ続く。かな?