すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

一泊二日の無限郷観光に、お供します

2009-01-21 21:29:06 | 関ジャニ∞
TVガイド様。
私もその慰安旅行に連れて行って下さいませ。

浴衣姿のすばる君を、もっと近くで見ていたいの~

その姿で、どうか卓球など、やって頂けないでしょうか?

熱気を帯び、無駄に興奮し、次第にはだけていく浴衣。
飛び跳ねる細い足、
ラケットを持つ手、乱れる髪。

ああっ♪

想像しただけで、
それだけで、

身もだえしそうですぅ。
(病気か? おい)

で、汗をかいたので、もう一度温泉に入りなおしていただいて、

こざっぱりとしたところで、お休みになられてはいかがか、と。

ええ、そうですわね。

お部屋は、大部屋でも楽しゅうございましょうが、
ここは、
くじ引きで部屋割りをいたしましょうか。

どなたと相部屋が楽しいかしら。

大倉さまとでは、彼が、ムダに早く寝ておしまいになられそうですし、

かといって、ヤスダさまでは、いつまでも寝ないでしょうし。

丸山さまでは、暖房バンバンの上、加湿器ガンガンにかけられて、
かえって風邪をお召しになられては、一大事。

村上さまでは、やたらと筋トレを勧められそうな勢いですし。

横山さまでは、寝顔のほかにも、いろいろ写真を撮られそうですし、
(こちらといたしましては、大歓迎ですけれども)

ここは。

やっぱり。

錦戸さまと、枕をともになさって、
なおいっそう、
友情なり愛情なりを育てていただくといたしましょうか。

そのためのクジの小細工くらいは、
ちょちょいのちょいと、させていただきますわ。

朝のお目覚めは、
優しく、枕元で起こして差し上げたいのは、やまやまなれど、

二度目の寝起きドッキリも、捨てがたく。

いえいえ、早朝、まだ夜も明けきらぬうちに、
逢瀬を楽しむのも、慰安旅行ならではですわ。

混浴の露天風呂に、二人。
いったい、何をいたすと言うのやら。

ああ、
なんて素敵なシチュエーション。

朝の冷たい空気の中、
熱い湯に身を緩ませながら、
あなたの愛にのぼせないようにしなくてはなりませんわね。

露天では、うっすらとしていた、そのヒゲも、
身支度を終えられての風呂上りには、
キレイに剃られて、整えられて。

私の大好きなあごのラインも美しく。

うへへ・・・
(やっぱり、病気か?)


バスの中では、

ええ、思いっきり歌おうではありませんか

でも、いくら、「冬のうた集」とはいえ、
雪やこんこくらいは、歌詞がなくても歌えるのでは?

紙面からでは、あなたの声が聞こえないのが、
残念と言えば残念だけれども、

いいえ、
私の耳には、はっきりと聞こえてきますわ。

マイクもないのに、
大っきな、楽しそうな、歌声が。

どこかで、一音はずれてそうな、誰かの声すらも。






なんて、妄想してたら、また、もわもわっと浮かぶカケラの山。

今度は、ちゃんとお話にしてから、UPしようっと。
そうね、
観光協会会長から、全員分のお便りが届いたら、
に、しましょうかしら。










STORY.14 pray 後編

2009-01-21 13:22:53 | 小説
昨日の続きから。

後編になります。

あとがきにかえて、少しだけ。

このお話を書いた当時は、精神的に、結構、辛くて、
すばる君の歌声だけを支えに、日々を乗り越えていました。

私が妄想の中にいるとき、
大抵の場合、すばる君と同年代にまで、私は若くなってます。
年齢詐称も、いいとこなんですけど。
なので、等身大の年齢の私だったら、
彼と、どんな恋の途を辿っているのだろう、
と、想ったのが始まりの、このお話は、
だから、
私の中では、今のところ、一番大切なお話になってます。

彼の昔を知れば知るほど、
彼が乗り越えてきた時間の重さに涙し、
愛しい気持ちが募るばかりだった、あの頃。
TVに映る、
変顔で、おちゃらけているばかりの、彼。
カッコつければ、いくらでもカッコつけれるジャニーズという枠の中にあって、
その姿は、あまりにも自由がすぎていて、
私には、どこかにムリがあるような気がして仕方ありませんでした。
それは、不意に真顔に戻った時の、彼の表情とのギャップが、
そう思わせていただけのことかもしれません。

どちらにしても、
あのころとは比べようも無いくらいに、
なお、いっそう、
私は彼に恋をしてます。

どうか、この恋心を、笑わないで。

一瞬の夢を、見させて。



夢の続きは・・・






ふと、冷たい感触に、彼は、目を覚ました。

ほんの一瞬前まで、その腕の中に抱いていた、
かすかに甘く、刺激的な香りが、

彼の身体に、うっすらと移り、
自分の体臭と同化していく、この時間が、

彼は大好きだった。


なのに。


その日は、別の香りが、彼の感覚を刺激した。

冷たい、と、感じたものが何なのかを見定めたくて、
彼は、目を開けた。


そこに、あったのは。


彼の髪を撫でながら、
優しく微笑んでいる、
大好きな女性の顔だった。

身内以外では、唯一、信頼できる女性。

いつも優しく、いとおしく、
包み込むように、彼に愛情を注いでくれる女性。

他人に甘えるってことが、どんなことか、を。

こんな自分でも甘えていいんだってこと、を。

損得なく理屈なく、教えてくれた女性。

どんな無茶をしても、
どんな悪態をついても、
どんなに無愛想にしても、

ただ、そこにいて、

自分のそばで、自分が解決の道を辿るのを、
見守ってくれる存在。

母親以上に母親的でありながら、
決して、母親には抱かない感情を抱かせてくれる存在。

彼女がいなければ。

果たして、今の自分が存在していたかどうか、すら、

彼は、明確に答えられない。



それほどに大切な彼女の顔を見上げ、彼は、問いかけた。

「どうしたん? 何、泣いてんの」

「いやね、泣いてなんかないわよ」

「だって、哀しそうやん」

彼は身を起こして、
彼女の頬を流れる涙を、手のひらで拭った。

「ああ・・・・・・」

彼女は、気まずそうに微笑んで、
彼の手に、自分の手のひらを重ねた。

彼の右手の甲にある、旧い傷痕に触れて、
彼女は、ふと、
彼の過去に、想いを馳せる。


      この子は、今も、この傷痕に縛られているのだろうか・・・・?

      あの頃の彼が無かったら、私たちは・・・・・・


「大丈夫? また、オレ、貴女を哀しませるようなこと、した?」

彼女は、慌てて、かぶりを振る。

「嬉しかったのよ、キミに逢えて。
 こうして、少しの時間でも、キミを独占できて」

「ごめん、な・・・」

「なにが?」

「もっと、一緒におる時間、あるとええのになあ。
 そしたら、淋しくないやん」

「誰が、淋しいの?」

「え? 貴女は淋しくないん! オレは、めっちゃ淋しいとき、あんのに」

彼は、心底驚いたような表情で、彼女の顔を覗き込んだ。

「淋しくて、貴女にいて欲しい時って、あんねん。
 確かに、ここんとこ、身体は忙しいし、
 頭は、考えなあかんことばっかりやし、
 仕事のスケジュールかて、
 これ以上はムリやろってくらい、詰まってて、
 めっちゃ充実してるって言えば、してんねんけど。

 なんか、・・・なんか足りんねん。ここ・・・・・・」

そういいながら、彼は、自分の胸、
心臓の辺りを、こぶしで軽く叩く。

「ぽっかり空いてる・・・ような気ィがして、たまらんようになるわ。
 なんでなんかなあ」

彼女は、彼の表情に浮かんでいる、
一時の不安や迷いや、淋しさや戸惑い、といったものに、
わざと気付かないふりで、

少し苦笑ってみせ、

「成長した、と、思ってたのになあ。まだまだ、コドモだったんだね」

彼の頭を、小さな子供にするように、

『いい子、いい子』といいながら、撫でてやった。


「うわッ、また、コドモ扱いされたッ!!
 もう、いいかげん、それ、やめてくれや。
 オレ、いくつになったか、知ってんの?」

彼は、彼女の手を振り払いながら、
拗ねた顔で、横を向く。

「25やで。
 もう、ええかげん、コドモちゃうって。
 第一、コドモやったら、貴女とこんな風に過ごさへんやろ?」

「年齢だけのことと、違うんだけど、な」

「じゃあ、なに? オレの、どこがコドモやって・・・」

少し声を荒げそうになる自分と戦うように、
彼は、幾分、普段より低い声でつぶやく。

「そりゃ、貴女に比べたら、年は若い、はるかに、若い。

 けど、でも、
 そんなん、オレのせいと、違うやん。

 これでも、オレ、貴女と逢うときは、精一杯、
 貴女に恥かかさんようにって、そう思って・・・・・・。

 ・・・・・・ムダか、それ。

 どうやっても、年の差は埋められんのんか?

 悔しい、な。

 なんで、もっと、早よ生まれてこんかったんやろ?

 せめて、もうちょっと、貴女に釣り合うくらいの・・・」



      年齢差。



それは、彼にとっても唯一にして最大の、
決して抜けない“トゲ”であり、“地雷”であった。



      コドモなのは、私の方かもしれないわ。
 この時期のこの子に、こんな不安、与えちゃいけなかったのに。


話題を変えなくては、と。

「このあとの仕事の予定は?」

壁の時計に目をやる振りで、彼から、目を逸らした。

「もう、今日は、おしまいや。
 ゆっくりしよう思うて、だから、貴女に連絡とったんやから」

「そっか・・・。じゃあ、どうしよ? 飲みなおす? それとも、何か、食べる?

 シャワー、浴びてきたら?

 この時間からだと、外に行くのはムリ、ね。
 冷蔵庫、何かあったかしら?

 アルコールなら、キミの好きそうなものは、全部、揃ってるけど・・・。

 簡単なおつまみくらいなら、そうねえ・・・」

幾分早口に、思いつくまま、
矢継ぎ早に喋りながら立ち上がった彼女の手首を、

咄嗟に、彼は掴んで、引き戻した。

足元のふらついた彼女は、そのまま、ベッドに倒れこんだ。




一瞬の静寂。



そのまま、彼は彼女の上に覆いかぶさり、
じっと、目を見つめる。


「好きやって・・・
 愛してるって・・・

 言ってもええんかな・・・?

 貴女の迷惑になるんかな。

 貴女は、ずっと、オレのそばにいてくれる?
 
 信じてくれる? 
 オレは、貴女のこと、何より大切なんやって。

 今の仕事、やっと、面白くなってきたとこで、
 忙しくもなって来たとこで、

 前みたいに、貴女に逢う時間、なかなか取られへん。

 それでも。

 大切なんは、貴女だって。

 貴女がいてくれるから、だから、オレ、
 なんだって、どんなことだって、
 乗り越えていける気、すんねん。

 ガキみたいに駄々こねてんの、自分でも、よう分かってる。
 でも、
 このまま、貴女がどこかへ行ってしまいそうで、
 オレから離れていきそうで、
 ・・・・・・怖い。

 好き、やねん。

 好きだから・・・。

 好きってだけじゃ・・・アカンの?」


彼は、彼女の耳元でささやきながら、

その細い腕で、彼女の身体を抱きしめる。

彼女の髪を掻き揚げ、
首筋に、接吻しながら、
 
そこに彼女がいることを、確かめていく。



彼女は。



彼に身を任せながら、
彼を安心させる言葉を、捜そうとしていた。

愛してる・・・

信じてる・・・

何回繰り返しても、
きっと、
彼は、満足しない。

言葉なんか、何の役にも立たない時って、あるもの。



崩れ落ちそうになる彼を救うのは、

千の励ましの言葉ではなく、
万の誓いの言葉でもない。

たった、ひとつ。

抱きしめてあげること、だけ。


その全身全霊で、

愛している、と、
愛されたい、と、

訴え続けている彼に、

応える術は、たったひとつ。



この身の温もりだけ。



      伝わるかしら・・・・・・・?



彼女は、言葉を交わす代わりに、
彼の背中に、精一杯、しがみついて見せた。


彼の瞳が、
彼女の顔を覗き込んで、



ようやく、



安心したように、微笑った。





FⅠN.