監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/ドミニク・ピノン/セルジュ・メルラン
これは私の非常に好きな映画のひとつで、何度観ても面白いだろうと思いつつ、実は劇場で1度観たっきりでした。だいぶ前にBSで放送していたのを録画してあったので、5年ぶりくらいでもう一度観てみることにしました。それで、どうだったかというと、やっぱすっげー面白かったです。なんだこれは。
なんといっても、主人公のアメリが可愛い。変なんだけど。幼い頃のエピソードがたまりません。指のさきにラズベリーをさして食べるのが、あまりに可愛かったので、描いてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ca/560318799c84faaf4785618d7a6904d3.jpg)
全編を通して、彼女のイメージカラーは赤と緑と黒のようです。赤い壁紙、緑の壁紙、黒い髪と眼、赤いスカート、緑のカーディガン、黒ずくめのパーティー・グッズ(扮装用)。寝室の壁に掛かっている絵も可愛い。ミヒャエル・ゾーヴァの絵らしい。そう言われると確かに。ベッドの脇に置かれた豚のランプもその人のものらしい。なるほど。赤い部屋のなかに、鮮やかな青いランプシェードというのも美しかったです。はあ。
物語は、空想の世界に逃避しがちで、現実に向き合えない女の子が、周囲の人たちをちょっとだけ幸せにするべく(復讐も含む)こっそりと彼らの生活に介入しつつ、最終的には自分の人生にも立ち向かうというものです。すがすがしいです。小さなエピソードがいくつもいくつも積み重ねられています。私が好きなのは、やっぱお父さんの庭の小人が世界旅行に行く話ですかね。お父さんが励まされるだけでなく、その仕掛けの協力者も楽しんでいたというところが素晴らしい。美しい話です。
実は私はこれまでに2人のひとから「アメリに似てる」と言われたことがあります。つい先日もクレーム・ブリュレの表面の焦げているのを見て『アメリ』を思い出した Aちゃんがぽろっと口にしたのを、私は聞き逃しませんでした。それで、映画を観なおす前までは、「やっぱ見た目が、ってことかな。(根拠:髪も眼も黒いし)」と思ってました(我ながら、とてもポジティブです。あッ、刺さないでください)が、今、観なおしてみると、たぶんあのお二方の言いたかったのは「現実逃避型のところが…」ってことだったんだろうなあ。するどいなあ。どうしよう。当ってますよ。私もそろそろ現実に立ち向かいたいですね。
というわけで、この映画は、観るとやる気の出てくる素敵な映画なのでした。
出演:オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/ドミニク・ピノン/セルジュ・メルラン
これは私の非常に好きな映画のひとつで、何度観ても面白いだろうと思いつつ、実は劇場で1度観たっきりでした。だいぶ前にBSで放送していたのを録画してあったので、5年ぶりくらいでもう一度観てみることにしました。それで、どうだったかというと、やっぱすっげー面白かったです。なんだこれは。
なんといっても、主人公のアメリが可愛い。変なんだけど。幼い頃のエピソードがたまりません。指のさきにラズベリーをさして食べるのが、あまりに可愛かったので、描いてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ca/560318799c84faaf4785618d7a6904d3.jpg)
全編を通して、彼女のイメージカラーは赤と緑と黒のようです。赤い壁紙、緑の壁紙、黒い髪と眼、赤いスカート、緑のカーディガン、黒ずくめのパーティー・グッズ(扮装用)。寝室の壁に掛かっている絵も可愛い。ミヒャエル・ゾーヴァの絵らしい。そう言われると確かに。ベッドの脇に置かれた豚のランプもその人のものらしい。なるほど。赤い部屋のなかに、鮮やかな青いランプシェードというのも美しかったです。はあ。
物語は、空想の世界に逃避しがちで、現実に向き合えない女の子が、周囲の人たちをちょっとだけ幸せにするべく(復讐も含む)こっそりと彼らの生活に介入しつつ、最終的には自分の人生にも立ち向かうというものです。すがすがしいです。小さなエピソードがいくつもいくつも積み重ねられています。私が好きなのは、やっぱお父さんの庭の小人が世界旅行に行く話ですかね。お父さんが励まされるだけでなく、その仕掛けの協力者も楽しんでいたというところが素晴らしい。美しい話です。
実は私はこれまでに2人のひとから「アメリに似てる」と言われたことがあります。つい先日もクレーム・ブリュレの表面の焦げているのを見て『アメリ』を思い出した Aちゃんがぽろっと口にしたのを、私は聞き逃しませんでした。それで、映画を観なおす前までは、「やっぱ見た目が、ってことかな。(根拠:髪も眼も黒いし)」と思ってました(我ながら、とてもポジティブです。あッ、刺さないでください)が、今、観なおしてみると、たぶんあのお二方の言いたかったのは「現実逃避型のところが…」ってことだったんだろうなあ。するどいなあ。どうしよう。当ってますよ。私もそろそろ現実に立ち向かいたいですね。
というわけで、この映画は、観るとやる気の出てくる素敵な映画なのでした。