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砂のお城をつくるんだ

2010年08月06日 | もやもや日記

結晶の難しさよ……






実にどうでもよいことなのですが、ふらふらと迷い歩く私にも人生観というものがあるとするなら、そしてそれを具体的なイメージであらわそうとするならば、「砂の城」というのがぴったりくるような気がします。砂の城、風や波に押し流されてしまうもの。最初から押し流されることを期待して形作られる砂の城。私は人生をこんなふうにとらえているのかもしれません。

というわけで今日もなんとなく砂の城のことを思っていました。今日思いついたところでは、砂粒のなかからとりわけ透明な石英の粒を選り分けて、それで城を作ったなら、小さくてもどこか美しさを感じられるお城になりはしないか。傷だらけの砂粒で、しかし光の加減で時折少し輝くような。
そんなろくでもないことばかりを考えてお昼ご飯を食べ忘れてしまった金曜日。


ちなみに、私は四月生まれなのですが、四月の誕生石(というものがあるらしい)は「石英」です。石英の石言葉(というものもあるらしい)は、「完璧・冷静沈着・神秘的」。ついでに、もうひとつの四月の誕生石は「ダイヤモンド」。透明な石ばかりというわけです。

誕生石といい、誕生花(私の生まれ日は「睡蓮」:花言葉は「純潔」)といい、石や花の持つ言葉と私自身との間にどんな関わりがあるのか知りませんけれど、知らないところで、私と、ある美しい概念とが結びつけられているらしいことに励まされながら、ときどきはこんなふうに透き通った夢を見て楽しんでいます。

暑い昼下がりには頭がぼんやりするせいか、起きたままでもよく夢を見られる。
だがしかし、それは、脱・水・症・状―――では!
乾いてると、砂は積み上がらないんだぜ……







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