夢の中では目的地が、はっきりわかっていました。
ずい分長いこと歩き、途中いろいろなことが起きたものの
その辺は夢らしくきれいさっぱり忘れ、「いろいろあった」
ことだけを、ぼんやり記憶しています。
やっと重厚な黄土色の建物の前に出ます。
「ここはどこだろう?」
と思っている時点で、最初の目的地のことは忘れているよう。
(※イメージとしてはこんな感じ)
目を凝らして読みにくい字を何とか読んでみると
K I N G S L A N D
と書いてあります。
「えっここがキングスランドの駅?」
オークランドには実際にキングスランドという駅があり
夢の中の「私」は目の前の駅が自分の記憶と違うこと、
自宅はオークランドの東にあるので西のキングスランドまで
歩いてきたという「事実」(じゃないけど) に動揺しています。
溝彫りのある太いエンタシスの柱をしげしげと見上げ
「キングスランドの駅ってこんなに立派だったっけ?」
と思っています。
その後もいろいろなことが起きたものの、再び忘れ
「とにかく帰ろう」
と決心します。道はよくわからなかったものの、
「歩いて来たんだから、歩いて帰れる」
という思いで、歩き始めます。
その帰路たるや永遠に終わらないかと思われるような長さで
崖っぷちの海岸線を岩につかまり、波しぶきを浴びながら
海に落ちないよう、岩と岩の間に足場を見つけて移動したり、
アラベスクの美しいタイルの文様の階段だか通りを歩いたり
長い長い道のりを行きます。
最終的に家にたどり着いたのかどうかまでは覚えていませんが
「私」は帰れるという自信に満ち、不安はありませんでした。
======================
写真はいずれも先週滞在していたシドニーでのもの。
イメージの残像が今でも頭の中に残っているようです。
夢でよくある、めくるめく移動シーンの連続で、
まるでロードムービーを地で行くような展開(笑)
次々といろいろなことが起き、それを乗り越え前へ前へ。
まるで人生を凝縮して経験しているようで、
「人生は、夢は、やはり旅なのだ。」
と気づくという塩梅。
前へ前への原動力は往路の場合、わくわくした高揚感と好奇心
帰路の場合は家に帰るという漠然とした安心感と安堵
往路以上に帰路を良く覚えているのは、目覚めまでの短さ
なのでしょうが、どんな悪路であっても、
「絶対に帰れる」
という湧き出る自信から、余裕をもって周囲を見ているのか?
夢の中でのこうした帰巣本能こそ、生への執着であり
どこに行っても必ず戻れるという疑いのなさが、
夢を豊かなものにし、現実の生活においても、
旅を楽しいものにしているのでしょう。
夢見ストの探求はまだまだ続きます。
ずい分長いこと歩き、途中いろいろなことが起きたものの
その辺は夢らしくきれいさっぱり忘れ、「いろいろあった」
ことだけを、ぼんやり記憶しています。
やっと重厚な黄土色の建物の前に出ます。
「ここはどこだろう?」
と思っている時点で、最初の目的地のことは忘れているよう。
(※イメージとしてはこんな感じ)
目を凝らして読みにくい字を何とか読んでみると
K I N G S L A N D
と書いてあります。
「えっここがキングスランドの駅?」
オークランドには実際にキングスランドという駅があり
夢の中の「私」は目の前の駅が自分の記憶と違うこと、
自宅はオークランドの東にあるので西のキングスランドまで
歩いてきたという「事実」(じゃないけど) に動揺しています。
溝彫りのある太いエンタシスの柱をしげしげと見上げ
「キングスランドの駅ってこんなに立派だったっけ?」
と思っています。
その後もいろいろなことが起きたものの、再び忘れ
「とにかく帰ろう」
と決心します。道はよくわからなかったものの、
「歩いて来たんだから、歩いて帰れる」
という思いで、歩き始めます。
その帰路たるや永遠に終わらないかと思われるような長さで
崖っぷちの海岸線を岩につかまり、波しぶきを浴びながら
海に落ちないよう、岩と岩の間に足場を見つけて移動したり、
アラベスクの美しいタイルの文様の階段だか通りを歩いたり
長い長い道のりを行きます。
最終的に家にたどり着いたのかどうかまでは覚えていませんが
「私」は帰れるという自信に満ち、不安はありませんでした。
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写真はいずれも先週滞在していたシドニーでのもの。
イメージの残像が今でも頭の中に残っているようです。
夢でよくある、めくるめく移動シーンの連続で、
まるでロードムービーを地で行くような展開(笑)
次々といろいろなことが起き、それを乗り越え前へ前へ。
まるで人生を凝縮して経験しているようで、
「人生は、夢は、やはり旅なのだ。」
と気づくという塩梅。
前へ前への原動力は往路の場合、わくわくした高揚感と好奇心
帰路の場合は家に帰るという漠然とした安心感と安堵
往路以上に帰路を良く覚えているのは、目覚めまでの短さ
なのでしょうが、どんな悪路であっても、
「絶対に帰れる」
という湧き出る自信から、余裕をもって周囲を見ているのか?
夢の中でのこうした帰巣本能こそ、生への執着であり
どこに行っても必ず戻れるという疑いのなさが、
夢を豊かなものにし、現実の生活においても、
旅を楽しいものにしているのでしょう。
夢見ストの探求はまだまだ続きます。