ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

無い袖を振る

2009-10-29 05:24:00 | 不動産鑑定
本日の天気は

最近スーパーで買い物するとき、ヒッジョーに(というか異常なくらい)野菜の価格に敏感に反応するようになってしまったわたくしめでございますが、ホント、「え~!?や、やっすぅぅ!!」と心底購買意欲を掻き立てる値付けが付されておりますと、ついつい買い過ぎてしまいそうになります。

国内でも海外でも、まだまだ消費者レベルの回復は遅れております故、先に発売された激安ジーンズじゃないですが、ちょっとでも安く、且つ、クオリティが一定レベル以上のモノを効率よく購入しようとする動きのみと言ってイイくらい、消費者行動がある意味わかりやすくなってきている今日この頃でございます。

そう。そうなんですよ。

やっぱり、こーした御時世にあっても、たとえば、わたくしめなんぞも、いくら安くて量が多いからといって、中国産のにんにくには手を出しませんモンね。購入するのは国内産1個のみ。

いや、本当に信念をもって卸なり小売なりが売りたければですよ。

「割った断面はこうですよ、流通コスト削減努力のため安くご提供しているだけであって、品質良好で自信ありまっせー」的なポップを置いとくだけで買うでしょ、絶対。

でも、それをやってないのは、単に安いからってことなんだろうなぁ、不安だよなぁって思うのが普通だと思います。

聞くところによると、その中国の他、産油国等の昨今経済成長の目覚ましい国々は、急速な成長の陰で、食用油・大豆・パーム油の需要も急増し、対策としてアフリカとかアジアの中の比較的カネに困っている国の土地を賃借、若しくは譲渡してもらい、そこで現地のヒト使ったり、はたまた入植して耕作・生産っちゅーのが盛んに行われているそうです。

なんだか昔の植民地的発想をついつい想起しちゃいますが、これ、日本も実はもう一部ではやってんだよね。

ただ、需要者不在は論外としても、やっぱりモノ作ってくウエで大事なのは、エンドユーザーがどう感じているのかってことです。

国際的な食料価格が高止まりの兆しを見せるなか、さっき申し上げたとおり、消費者側も如何に効率よく「ない袖」を振ろうとしてんのかを考えなければ、単に作業面積を広げる意味がないんですな。

そーゆー意味でも、達観するのではなく、常に謙虚な気持ちで社会や人間を知ろうとする考え方ってのが重要なんだなー、とね、「もやし:30円」の値札を見ながら思うわたくしめなのでした。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※


只今FC2ブログランキングに参加中

1押し「ポチ」っとおねがいいたします

↓↓↓↓↓↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする