グラナダ版 「犯人は2人」 : The Master Blackmailer :(3)

1992年放映
(前回迄 ”ミルバートン”表記にしていましたが ”ミルヴァートン”の方が相応しい
かと思い 今回から変更しました)。
続きです。
221Bでは、「婚約したと言ったら驚くだろうね」と言うホームズに ピンと来ない
ワトソンは新聞を読みながら モゾモゾ言っている。


SH : 「奴のメイドとだ。 情報源だ」
JW : 「やり過ぎだ」
SH : 「必要だったんだ。 仕方ない。 こんな勝負には手を尽くさねば」

そんな時雨の中 当のエヴァ嬢が221Bを訪れる。
何くれとなく世話をするハドソンさんに、ホームズは 「ハドソンさん、邪魔だ!」
「消えてくれ!」等と何時になくキツイ言葉を浴びせる。
ただ、部屋を出ているハドソンさんは ふと微笑む様な表情を見せる、って事は
ホームズとハドソンさん打ち合わせ済みの行動? 或はホームズの行動を全て
把握している余裕のハドソンさん? いずれにしても阿吽の呼吸って感じ。
エヴァによれば、初恋の人が居たが ロンドンに来るときに別れた。
彼から返された手紙を箱にしまって置いたがメイドのリリーが盗み出したらしい。
婚約者に知れたら結婚が破断となってしまう。
ミルヴァートンに要求された支払の期限は結婚式の4日前迄(公爵主催の婚礼を
祝う舞踏会の当日)と脅されていると言う。
「私にお任せ下されば良い結果をお知らせできるでしょう。 叔母様に宜しく」と
ホームズはエヴァを送り出します。
ワトソンも「ホームズを信用しなさい。 彼のやり方がある」とエヴァを慰めます。
エヴァが帰って行った後、ワトソンはホームズに言います。
「彼女には最大の保護が必要なのに最近の君は脱線しているよ。」 すると
「エヴァとアギーは共通点がある」とホームズ。
ワトソンが「どんな?」と聞くと 「活力だ。 逆境での力強さだ」とホームズ。
そして、「では対決だ」と言ってミルヴァートンへ手紙を書きます。

外出から戻るとホームズの元にメモが残されていた。
「6時30分に再訪します。 C.A.M」と書かれています。
(正典はやっとこの辺から始まります)。
ホームズとワトソンはミルヴァートンを迎えるにあたり部屋の中を確認しています。
(何故かカーテンを閉める)
そこへいよいよミルヴァートンが乗り込んで来る。


(対決シーンは緊張感に溢れています。)
「貴方は令嬢の代理人だと言って来た。 私の条件を飲むのか。」と7000ポンドを
要求してくる。
この後ミルヴァートンとの会話は殆どワトソンが進めています。
丁々発止のやり取りで何とか2000ポンドに値下げを交渉するも却下されてしまう。

(この会話中ワトソンがいきなりカーテンを開けて顔に直接光を当てる様にすると
一瞬驚いてたじろぐミルヴァートン。 作戦だったのね)
「分別のあるホームズ氏が条件を渋るとはね。 令嬢の将来が危うい時なのに
呆れました」と嫌味を言うミルヴァートン。
「彼女の将来を奪っても利益は無いでしょう」と言うワトソンに対して 「1つ暴露す
れば間接的に利益になるのです。 同じような件が8~9件ありましてね」と返す
ミルヴァートンの言葉を聞き 遂に怒りを抑えられずいきり立つホームズとワトソン。



ワトソンは椅子を振り上げようとしたり 舌戦は2人不利な状況に陥って一触即発
の緊張感溢れる雰囲気。
ならばと強引に手紙を奪おうとするが、拳銃を見せつけ 「稼ぎの元を懐に入れて来る様な
バカじゃない」とせせら笑い(嫌らしいクスクス笑い)をしながら自信たっぷりに帰って行
く姿を見て悔しがるワトソン。 この時ホームズも拳銃を手にしてはいたが何も出来ず完敗。


その後ホームズは気持ちを静めるかのようにヨガ(の様な?)ポーズ。
(仏像の様なポーズと記されているものもありますが、これはむしろ集中力を高める
ヨガのポーズと思われる。 空白時代に訪れたチベットやインドで習得したという
事なのでしょう)。

ミルヴァートンの馬車が何者かに傷つけられている様子に 「奴の破滅を望む人間
はこの都市に何千といる。 手を打たなければならない」とホームズは決然と言い
ます。
その後、美術館に行き絵画鑑賞をするホームズとワトソン。
「芸術は頭脳を高める。特に決断の時にはね」と語るホームズはミルヴァートンの性
格が分かったと言います。 「予想通りの冷酷な男だ。 自惚れとある程度の傷付
き易さが見えた。 鎧の割れ目が見えた」。
その場で会ったエヴァに「次の行動には貴女の協力が必要です」と言います。

・・・・・・・ to be continued です。
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『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index

1992年放映
(前回迄 ”ミルバートン”表記にしていましたが ”ミルヴァートン”の方が相応しい
かと思い 今回から変更しました)。
続きです。
221Bでは、「婚約したと言ったら驚くだろうね」と言うホームズに ピンと来ない
ワトソンは新聞を読みながら モゾモゾ言っている。


SH : 「奴のメイドとだ。 情報源だ」
JW : 「やり過ぎだ」
SH : 「必要だったんだ。 仕方ない。 こんな勝負には手を尽くさねば」

そんな時雨の中 当のエヴァ嬢が221Bを訪れる。
何くれとなく世話をするハドソンさんに、ホームズは 「ハドソンさん、邪魔だ!」
「消えてくれ!」等と何時になくキツイ言葉を浴びせる。
ただ、部屋を出ているハドソンさんは ふと微笑む様な表情を見せる、って事は
ホームズとハドソンさん打ち合わせ済みの行動? 或はホームズの行動を全て
把握している余裕のハドソンさん? いずれにしても阿吽の呼吸って感じ。
エヴァによれば、初恋の人が居たが ロンドンに来るときに別れた。
彼から返された手紙を箱にしまって置いたがメイドのリリーが盗み出したらしい。
婚約者に知れたら結婚が破断となってしまう。
ミルヴァートンに要求された支払の期限は結婚式の4日前迄(公爵主催の婚礼を
祝う舞踏会の当日)と脅されていると言う。
「私にお任せ下されば良い結果をお知らせできるでしょう。 叔母様に宜しく」と
ホームズはエヴァを送り出します。
ワトソンも「ホームズを信用しなさい。 彼のやり方がある」とエヴァを慰めます。
エヴァが帰って行った後、ワトソンはホームズに言います。
「彼女には最大の保護が必要なのに最近の君は脱線しているよ。」 すると
「エヴァとアギーは共通点がある」とホームズ。
ワトソンが「どんな?」と聞くと 「活力だ。 逆境での力強さだ」とホームズ。
そして、「では対決だ」と言ってミルヴァートンへ手紙を書きます。

外出から戻るとホームズの元にメモが残されていた。
「6時30分に再訪します。 C.A.M」と書かれています。
(正典はやっとこの辺から始まります)。
ホームズとワトソンはミルヴァートンを迎えるにあたり部屋の中を確認しています。
(何故かカーテンを閉める)
そこへいよいよミルヴァートンが乗り込んで来る。


(対決シーンは緊張感に溢れています。)
「貴方は令嬢の代理人だと言って来た。 私の条件を飲むのか。」と7000ポンドを
要求してくる。
この後ミルヴァートンとの会話は殆どワトソンが進めています。
丁々発止のやり取りで何とか2000ポンドに値下げを交渉するも却下されてしまう。

(この会話中ワトソンがいきなりカーテンを開けて顔に直接光を当てる様にすると
一瞬驚いてたじろぐミルヴァートン。 作戦だったのね)
「分別のあるホームズ氏が条件を渋るとはね。 令嬢の将来が危うい時なのに
呆れました」と嫌味を言うミルヴァートン。
「彼女の将来を奪っても利益は無いでしょう」と言うワトソンに対して 「1つ暴露す
れば間接的に利益になるのです。 同じような件が8~9件ありましてね」と返す
ミルヴァートンの言葉を聞き 遂に怒りを抑えられずいきり立つホームズとワトソン。



ワトソンは椅子を振り上げようとしたり 舌戦は2人不利な状況に陥って一触即発
の緊張感溢れる雰囲気。
ならばと強引に手紙を奪おうとするが、拳銃を見せつけ 「稼ぎの元を懐に入れて来る様な
バカじゃない」とせせら笑い(嫌らしいクスクス笑い)をしながら自信たっぷりに帰って行
く姿を見て悔しがるワトソン。 この時ホームズも拳銃を手にしてはいたが何も出来ず完敗。


その後ホームズは気持ちを静めるかのようにヨガ(の様な?)ポーズ。
(仏像の様なポーズと記されているものもありますが、これはむしろ集中力を高める
ヨガのポーズと思われる。 空白時代に訪れたチベットやインドで習得したという
事なのでしょう)。

ミルヴァートンの馬車が何者かに傷つけられている様子に 「奴の破滅を望む人間
はこの都市に何千といる。 手を打たなければならない」とホームズは決然と言い
ます。
その後、美術館に行き絵画鑑賞をするホームズとワトソン。
「芸術は頭脳を高める。特に決断の時にはね」と語るホームズはミルヴァートンの性
格が分かったと言います。 「予想通りの冷酷な男だ。 自惚れとある程度の傷付
き易さが見えた。 鎧の割れ目が見えた」。
その場で会ったエヴァに「次の行動には貴女の協力が必要です」と言います。

・・・・・・・ to be continued です。
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