― ”The Wasr of the Roses" 「薔薇戦争」 : Richard III (2) ―
「薔薇戦争」ってどんなんだっけ?(汗)と思い、やはり一応書き置かないと・・・・
1455年から1485年まで続いた王位継承を巡るランカスター家とヨーク家の内乱で、前者が紅バラ、
後者が白バラをそれぞれ家紋にしていたところから「薔薇戦争」と言われる。
テューダー家のヘンリーがリチャード3世を破り ヘンリー7世として王位につき 強大なテューダー
朝を実現した。
・・・ってな事でしたね。
ところで、
リチャード3世の遺骨が発見されたのが 2012年8月。 記録された埋葬場所と一致するレスター市の
駐車場の地下から発見されたと言う記事が出ました。
↓ この時の発掘作業の様子です。
https://youtu.be/wR1IjOVWI7Y
遺骨は頭蓋骨に複数の傷があり、又脊柱に強い脊柱側弯症が確認され、レスター大学によるDNA鑑定が
行われた結果2013年2月に遺骨がリチャード3世の物と断定されたとの事でした。
600年以上前の遺骨からDNA鑑定出来るって凄い事です!
その後DNAゲノム解析が行われた結果 リチャード3世は96%の確率で青い目を持ち、77%の確率で金髪
だったとの結果が出たと発表されました。
(source : wikipedia)
↓ リチャード3世の署名です(優雅な書体です)
このDNA判定の結果 スコットランドのダンディー大学が行った判明した結果を元にした複顔術に
より作られていた肖像も新たに修正されました。
↓
そして、現存するリチャード3世の肖像画のうち正しい風貌を描写していたのは一枚のみだったとの事ですが、
この解析後 肖像画も修正されたようです。
↓
その後調査が終了した遺骨は 2015年3月26日、レスター大聖堂に再埋葬されました。
再埋葬式に関しては、ベネディクトも出席していましたので、昨年3月28日下記拙ブログに載せてあります。
(他の画像も多いですけど・・・)
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/d/20150328
又、リチャード3世に関しては、熱烈に名誉回復の為の活動をしているファン(或はオタク)が多く『Ricardian』
(リカーディアン)と言う団体があるそうです。
これは、リチャード3世擁護主義者の事で、幾つかの団体があるそうですが、最も有名なのが The Richard III
Society (リチャード3世協会)でイギリス国内各地、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュー
ジーランドなどに支部があるらしいです。
一方、リチャード3世をテーマに描いた歴史ミステリーとも言える『時の娘』という作品もあります。
ジョセフィン・テイ著 (小泉喜美子訳) ハヤカワ・ミステリー文庫
この本は随分昔に一度読んだ記憶があったのですが、詳細を忘れていたので 久し振りに再読してみました。
タイトルにある『時の娘』(The Daughter of Time) は”Truth is the daughter of time” 或は
”Truth, the Daughter of Time” (真実は時の娘)と言うフレーズの一部であり、「真実は今日は隠されて
いるかもしれないが、時間の経過により明らかにされる」と言った意味だそうです。
内容は、怪我で入院中である スコットランドヤードのグラント警部がふと目にとめたリチャード3世の肖像画
から「この人物は殺人者には見えない」→彼は人間の容貌とその性格についての有効で信頼できる手掛かりと
して使われる ”人相学” を捜査にも有効な手段として取り入れていた為、この肖像画から受けた印象を元
に真実を解き明かそうと決心します。
周囲の友人、知人によって持ち寄られる現存する歴史書を詳細に検証しながら リチャード3世の実像を解き
進めて行きます。
所謂 ”chair detective” ならぬ ”bed detective” ですね。
グラント警部は、リチャード3世悪王説は 勝者であるチューダー朝によって記された虚構が”歴史”として
現在に流布している現実だと言う結論に達します。
ミステリー小説でありながら、歴史書としても詳細に描かれているフィクションですが、リチャード3世の実像
に触れた様な感じを持ちました。
歴史というのは、その時々の勝者、為政者に都合の良い様に解釈、改ざんされるのが当たり前なので、何が真実
か分かりません。
ただ、リチャード3世に関しては、ベネディクトが演じているからという偏った視点(直ぐに感情移入をしてしまい
ますダメ人間なので)もありますが、色々読んでみると魅力的な王だった様に思えます。
最後に、ベネディクトのリチャード様を、
(ほんの一瞬ですが、動くリチャード様です)
↓
https://youtu.be/YP4WPv9A0q4
シャーロックのクルクルヘアーは大好きなんですけど、リチャード様のショートヘアーもキュートで好きですねぇ。
そう言えば、撮影に入った直後の記事に ”セクシーなリチャード3世” って書かれていましたっけ。
いゃ~、誠に、誠に(嬉)・・・・
シェークスピア戯曲のリチャード3世は極悪に描かれているので、観たいけど、観るのが怖い
という気も多少ありますが、でも、何としてでもこの作品は観たいのです。
はたして日本で放映されるかどうか・・・となると又DVDを待つ他ないかしら。
「薔薇戦争」ってどんなんだっけ?(汗)と思い、やはり一応書き置かないと・・・・
1455年から1485年まで続いた王位継承を巡るランカスター家とヨーク家の内乱で、前者が紅バラ、
後者が白バラをそれぞれ家紋にしていたところから「薔薇戦争」と言われる。
テューダー家のヘンリーがリチャード3世を破り ヘンリー7世として王位につき 強大なテューダー
朝を実現した。
・・・ってな事でしたね。
ところで、
リチャード3世の遺骨が発見されたのが 2012年8月。 記録された埋葬場所と一致するレスター市の
駐車場の地下から発見されたと言う記事が出ました。
↓ この時の発掘作業の様子です。
https://youtu.be/wR1IjOVWI7Y
遺骨は頭蓋骨に複数の傷があり、又脊柱に強い脊柱側弯症が確認され、レスター大学によるDNA鑑定が
行われた結果2013年2月に遺骨がリチャード3世の物と断定されたとの事でした。
600年以上前の遺骨からDNA鑑定出来るって凄い事です!
その後DNAゲノム解析が行われた結果 リチャード3世は96%の確率で青い目を持ち、77%の確率で金髪
だったとの結果が出たと発表されました。
(source : wikipedia)
↓ リチャード3世の署名です(優雅な書体です)
このDNA判定の結果 スコットランドのダンディー大学が行った判明した結果を元にした複顔術に
より作られていた肖像も新たに修正されました。
↓
そして、現存するリチャード3世の肖像画のうち正しい風貌を描写していたのは一枚のみだったとの事ですが、
この解析後 肖像画も修正されたようです。
↓
その後調査が終了した遺骨は 2015年3月26日、レスター大聖堂に再埋葬されました。
再埋葬式に関しては、ベネディクトも出席していましたので、昨年3月28日下記拙ブログに載せてあります。
(他の画像も多いですけど・・・)
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/d/20150328
又、リチャード3世に関しては、熱烈に名誉回復の為の活動をしているファン(或はオタク)が多く『Ricardian』
(リカーディアン)と言う団体があるそうです。
これは、リチャード3世擁護主義者の事で、幾つかの団体があるそうですが、最も有名なのが The Richard III
Society (リチャード3世協会)でイギリス国内各地、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュー
ジーランドなどに支部があるらしいです。
一方、リチャード3世をテーマに描いた歴史ミステリーとも言える『時の娘』という作品もあります。
ジョセフィン・テイ著 (小泉喜美子訳) ハヤカワ・ミステリー文庫
この本は随分昔に一度読んだ記憶があったのですが、詳細を忘れていたので 久し振りに再読してみました。
タイトルにある『時の娘』(The Daughter of Time) は”Truth is the daughter of time” 或は
”Truth, the Daughter of Time” (真実は時の娘)と言うフレーズの一部であり、「真実は今日は隠されて
いるかもしれないが、時間の経過により明らかにされる」と言った意味だそうです。
内容は、怪我で入院中である スコットランドヤードのグラント警部がふと目にとめたリチャード3世の肖像画
から「この人物は殺人者には見えない」→彼は人間の容貌とその性格についての有効で信頼できる手掛かりと
して使われる ”人相学” を捜査にも有効な手段として取り入れていた為、この肖像画から受けた印象を元
に真実を解き明かそうと決心します。
周囲の友人、知人によって持ち寄られる現存する歴史書を詳細に検証しながら リチャード3世の実像を解き
進めて行きます。
所謂 ”chair detective” ならぬ ”bed detective” ですね。
グラント警部は、リチャード3世悪王説は 勝者であるチューダー朝によって記された虚構が”歴史”として
現在に流布している現実だと言う結論に達します。
ミステリー小説でありながら、歴史書としても詳細に描かれているフィクションですが、リチャード3世の実像
に触れた様な感じを持ちました。
歴史というのは、その時々の勝者、為政者に都合の良い様に解釈、改ざんされるのが当たり前なので、何が真実
か分かりません。
ただ、リチャード3世に関しては、ベネディクトが演じているからという偏った視点(直ぐに感情移入をしてしまい
ますダメ人間なので)もありますが、色々読んでみると魅力的な王だった様に思えます。
最後に、ベネディクトのリチャード様を、
(ほんの一瞬ですが、動くリチャード様です)
↓
https://youtu.be/YP4WPv9A0q4
シャーロックのクルクルヘアーは大好きなんですけど、リチャード様のショートヘアーもキュートで好きですねぇ。
そう言えば、撮影に入った直後の記事に ”セクシーなリチャード3世” って書かれていましたっけ。
いゃ~、誠に、誠に(嬉)・・・・
シェークスピア戯曲のリチャード3世は極悪に描かれているので、観たいけど、観るのが怖い
という気も多少ありますが、でも、何としてでもこの作品は観たいのです。
はたして日本で放映されるかどうか・・・となると又DVDを待つ他ないかしら。