― ロシア版 『名探偵シャーロック・ホームズ』 内容少しだけ ―
全部には触れられませんので、一部のエピソードに関して感じた事を書いてみました。
ストーリー構成は正典を重視しつつ、大胆にアレンジされている点もありながら ホームズ作品の
雰囲気を壊していない。
”ナンチャッテ” ホームズではない 非常に上手く作られているクオリティーの高い作品だと思います。
2人が出会って直ぐ、ボクシングを教えると言って、ホームズをボコボコにしてしまったりもしてます。
(さり気なく)← リヴァーノフ版へのオマージュの様です。
ワトソンはボクシングも射撃もかなり上手なんですね。
正典では、ホームズがボクシングが得意なんですけど、この若いホームズはダメです。
ボクシングで思い出すのは ガイ・リッチー版のホームズですね。
ロバート・ダウニーJr.のホームズは格闘家満開でした。
此処で話が逸れますが(何時もの事です。スミマセン)、ガイ・リッチー版の新作が制作されると
言われていましたが その後どうなっているのか・・・
2作目の ”シャドー・ゲーム” の終わり方からして 次作は正典 ”The Empty House”がモチーフ
になるだろうと予測されるのですが、楽しみなので何とか早くお願いします。
(ジュード・ロー、髪の毛心配ですが・・・(禁句)と書いていたら、先にLetters Liveの映像を
見たら何とか大丈夫そうな・・・(暴言)
エピソード毎の内容の違いとは別に、正典と大きく違う点は ハドソンさんが正典よりずっと若く
美人です。 その為、ワトソンが惹かれてしまい遂には結婚という驚きの展開になっているのが面白い。
それと、「あの人」アイリーン・アドラーはホームズと恋愛関係にあります。
ネタばれになりますがホームズとアイリーンの別れは涙です。
又、モリアーティとの対決は E7「ホームズ最後の事件」でほぼ正典通りですが、この作品のライヘン
バッハの滝は凄いです。 他のどのライヘンバッハに比べても一番寒そうでした。凍ってましたね。
色々な点で正典及びリヴァーノフ版へのオマージュが観られるが、もう一点面白かったのが ホームズが
捜査で偽名を使う際 ”ベイジル・ラズボーン”だと名乗っていました。
さり気なくオマージュで 気が付く人は気が付いて大喜び!ですね。
全部のエピソードについて書けないので、一番印象に残っているE8「バスカヴィルの犬」について少し
書き残して置きましょう。
この作品のベースは「ブルースパーティントン計画書」ですが、他にも「空屋の事件」の要素も入って
います。 ライヘンバッハの滝からホームズが生還する訳ですから・・・
ここで、ホームズは付け髭で高級な服装での紳士姿で ”マイクロフト・ホームズ”として登場します。
これまでのエピソードでマイクロフトはほんの少し(或は後姿だけ)の登場でしたけどこの回の伏線
だったのでしょうね。
この ”マイクロフト” がレストレードと共に事件現場に現れ捜査に加わるのですが何故か(笑)
誰もシャーロック・ホームズだと気が付かない。ワトソンでさえも。
そんな訳ないでしょって思うけど、まぁこれもご愛敬で。
この後悪気もない様子でワトソンに死んでいなかった事を告白し、ワトソンは3年間音沙汰なく悲しませた
結果がこれか、とホームズに殴りかかります。
ハドソンさんは気絶! (正典ではワトソンが気絶しますが)
で、この展開で思わず はて?何処かで見た様な?と思った訳でして・・・
付け髭でワトソンの前に現れる +ワトソン怒ってホームズを殴る。
これは、BBC版の ”The Empty Hearse”と同じじゃありませんか!
制作はどちらが先か良く分かりませんが、BBC版へのレスペクトなのかも知れません。(或は逆)
事件の裏にモリアーティの復活があり、女王の命を狙っている。
ビッグベンに仕掛けられた時限爆弾で女王暗殺を企てていた → これもBBC版に似ている点。(女王暗殺
では無く、又仕掛け人はモラン卿でしたけど)
そして、この回のタイトル『バスカヴィルの犬』(→『バスカヴィル家の犬』ではありません。)にある
”犬”が全然登場しません。
何故このタイトル?と思っていたら、最後の最後に肩透かしを食らい、おーそう来ましたか!って・・・
他のエピソードも中々ひねりが効いていて それぞれ楽しめるのですが、残念ながらAXNミステリー
以外では放映されていないようです。
又DVD化もされていない様です。
残念だなぁ、と思っていた所、そのAXNミステリーで再び放映する予定が出ていました。
が、『春の一話お試し』ってなタイトルで他の作品と共にこのドラマも1エピソードだけ4月28日
再放映予定との事です。(リヴァーノフ版も同時に)
公式番組案内はこちらです。
↓
http://mystery.co.jp/programs/sherlock_russia
http://mystery.co.jp/programs/sherlock_watson
因みに、この『一話お試し』にはDr. Who ニュー・ジェネレーションのS2も含まれている様ですね。
嬉しいんですけど、けど・・・
『一話 お試し』ってどういう意味なんでしょう?
全部観たくなってしまったらどうしてくれるんでしょうか?
視聴率とかレヴューで判断して再放映を決める。なんて事なんでしょうか?
それとも、今後残りを放映予定あるんでしょうか?
意味不明と云いながら、でも楽しみですよ。
最後に、ホームズを演じているイゴール・ペトレンコの素顔の写真がありました。
素顔は結構な美形じゃございませんか。
もしも余裕と機会がありましたら 他のエピソードにも触れてみたいとおもいますが・・・難しそうです。
← 新ロシア版 『名探偵シャーロック・ホームズ』 (1)
全部には触れられませんので、一部のエピソードに関して感じた事を書いてみました。
ストーリー構成は正典を重視しつつ、大胆にアレンジされている点もありながら ホームズ作品の
雰囲気を壊していない。
”ナンチャッテ” ホームズではない 非常に上手く作られているクオリティーの高い作品だと思います。
2人が出会って直ぐ、ボクシングを教えると言って、ホームズをボコボコにしてしまったりもしてます。
(さり気なく)← リヴァーノフ版へのオマージュの様です。
ワトソンはボクシングも射撃もかなり上手なんですね。
正典では、ホームズがボクシングが得意なんですけど、この若いホームズはダメです。
ボクシングで思い出すのは ガイ・リッチー版のホームズですね。
ロバート・ダウニーJr.のホームズは格闘家満開でした。
此処で話が逸れますが(何時もの事です。スミマセン)、ガイ・リッチー版の新作が制作されると
言われていましたが その後どうなっているのか・・・
2作目の ”シャドー・ゲーム” の終わり方からして 次作は正典 ”The Empty House”がモチーフ
になるだろうと予測されるのですが、楽しみなので何とか早くお願いします。
(ジュード・ロー、髪の毛心配ですが・・・(禁句)と書いていたら、先にLetters Liveの映像を
見たら何とか大丈夫そうな・・・(暴言)
エピソード毎の内容の違いとは別に、正典と大きく違う点は ハドソンさんが正典よりずっと若く
美人です。 その為、ワトソンが惹かれてしまい遂には結婚という驚きの展開になっているのが面白い。
それと、「あの人」アイリーン・アドラーはホームズと恋愛関係にあります。
ネタばれになりますがホームズとアイリーンの別れは涙です。
又、モリアーティとの対決は E7「ホームズ最後の事件」でほぼ正典通りですが、この作品のライヘン
バッハの滝は凄いです。 他のどのライヘンバッハに比べても一番寒そうでした。凍ってましたね。
色々な点で正典及びリヴァーノフ版へのオマージュが観られるが、もう一点面白かったのが ホームズが
捜査で偽名を使う際 ”ベイジル・ラズボーン”だと名乗っていました。
さり気なくオマージュで 気が付く人は気が付いて大喜び!ですね。
全部のエピソードについて書けないので、一番印象に残っているE8「バスカヴィルの犬」について少し
書き残して置きましょう。
この作品のベースは「ブルースパーティントン計画書」ですが、他にも「空屋の事件」の要素も入って
います。 ライヘンバッハの滝からホームズが生還する訳ですから・・・
ここで、ホームズは付け髭で高級な服装での紳士姿で ”マイクロフト・ホームズ”として登場します。
これまでのエピソードでマイクロフトはほんの少し(或は後姿だけ)の登場でしたけどこの回の伏線
だったのでしょうね。
この ”マイクロフト” がレストレードと共に事件現場に現れ捜査に加わるのですが何故か(笑)
誰もシャーロック・ホームズだと気が付かない。ワトソンでさえも。
そんな訳ないでしょって思うけど、まぁこれもご愛敬で。
この後悪気もない様子でワトソンに死んでいなかった事を告白し、ワトソンは3年間音沙汰なく悲しませた
結果がこれか、とホームズに殴りかかります。
ハドソンさんは気絶! (正典ではワトソンが気絶しますが)
で、この展開で思わず はて?何処かで見た様な?と思った訳でして・・・
付け髭でワトソンの前に現れる +ワトソン怒ってホームズを殴る。
これは、BBC版の ”The Empty Hearse”と同じじゃありませんか!
制作はどちらが先か良く分かりませんが、BBC版へのレスペクトなのかも知れません。(或は逆)
事件の裏にモリアーティの復活があり、女王の命を狙っている。
ビッグベンに仕掛けられた時限爆弾で女王暗殺を企てていた → これもBBC版に似ている点。(女王暗殺
では無く、又仕掛け人はモラン卿でしたけど)
そして、この回のタイトル『バスカヴィルの犬』(→『バスカヴィル家の犬』ではありません。)にある
”犬”が全然登場しません。
何故このタイトル?と思っていたら、最後の最後に肩透かしを食らい、おーそう来ましたか!って・・・
他のエピソードも中々ひねりが効いていて それぞれ楽しめるのですが、残念ながらAXNミステリー
以外では放映されていないようです。
又DVD化もされていない様です。
残念だなぁ、と思っていた所、そのAXNミステリーで再び放映する予定が出ていました。
が、『春の一話お試し』ってなタイトルで他の作品と共にこのドラマも1エピソードだけ4月28日
再放映予定との事です。(リヴァーノフ版も同時に)
公式番組案内はこちらです。
↓
http://mystery.co.jp/programs/sherlock_russia
http://mystery.co.jp/programs/sherlock_watson
因みに、この『一話お試し』にはDr. Who ニュー・ジェネレーションのS2も含まれている様ですね。
嬉しいんですけど、けど・・・
『一話 お試し』ってどういう意味なんでしょう?
全部観たくなってしまったらどうしてくれるんでしょうか?
視聴率とかレヴューで判断して再放映を決める。なんて事なんでしょうか?
それとも、今後残りを放映予定あるんでしょうか?
意味不明と云いながら、でも楽しみですよ。
最後に、ホームズを演じているイゴール・ペトレンコの素顔の写真がありました。
素顔は結構な美形じゃございませんか。
もしも余裕と機会がありましたら 他のエピソードにも触れてみたいとおもいますが・・・難しそうです。
← 新ロシア版 『名探偵シャーロック・ホームズ』 (1)