”The Killing Stones”(原題)
ビックリしました!
アン・クリーヴス女史のX(ex twitter)によれば、今年10月刊行予定(一部では9月30日予定?)
の新作のお知らせが出て、何と!『シェトランド』のジミー・ぺレスが戻って来るそうですよ。
2025年10月7日刊行予定の新作タイトルは、”The Killing Stones”。
トップのカバーは仮のもので、正式カバーは後日発表されるそうですが、そこにも ”The Return of
Jimmy Perez” と書かれています。
こちらのカバーも出て居ますが、暫定なのか予定なのか現時点では不明です。
ドラマの『シェトランド』シリーズの原作でもある、ジミー・ぺレスのシェトランド・シリーズは以前何
度もご紹介しましたように、全部で8作品ありました。
念のため再度確認しておきましょう。
『大鴉の啼く冬』
『白夜に惑う夏』
『野兎を悼む春』
『青雷の光る秋』
『水の葬送』
『空の幻像』
『地の告発』
『炎の爪痕』
という事で、『炎の爪痕』でジミー・ペレスのシェトランド・シリーズは完結と言われていました。
今回の発表は予想もしなかった展開で、嬉しい驚きです。
今回予定されている新作”The Killing Stones”は、同僚であったウィロー・リーヴスと共にオーク
ニー諸島に移住するところで終わった ”Wild Fire”『炎の爪痕』から始まるとの事で、舞台はオー
クニー諸島となります。
最新作では、オークニー諸島のウェストレー島で幼なじみの死を調査するペレスの姿を追ってい
る。
今回発表された概略は、
≪オークニー諸島に激しい嵐が襲来し、アーチー・スタウトの遺体が残された。近くには、古代の
碑文が刻まれた新石器時代の石という珍しい凶器が捨てられているのが発見された。アーチーは人
気があり、実在の人物よりも大きな存在だったため、彼の死は地域にとって衝撃的な打撃となった。
人間の複雑さとそこに潜む闇をよく知る刑事ジミー・ペレスが、すぐに現場に駆けつける。彼は
アーチーを幼なじみとみなしていたため、この事件は他のほとんどの事件よりも個人的なものだ。
現在、オークニー諸島でパートナーのウィローと息子とともに暮らすペレスは、すぐに島民の生活
に引き込まれる。島民の多くは秘密を抱えている。暗い秘密は、男の殺害につながったかもしれ
ない。
歴史が深く根付いたこの古代の地で、ペレスは絶望的な殺人者が再び襲撃する前に、真実と伝説を
見極めなければならない。≫
アン・クリーブスさんは、新しい本のために場所を変えることは「信念に基づく決断」だったと語っ
た。
完結編と言われた『炎の爪痕』を執筆後、シェトランドについては語りつくしたし、ジミー・ペレ
スについては2度と書くつもりはなかったものの、オークニー諸島で彼らに何が起こったのか知りた
かったと語っていらっしゃいます。
オークニー諸島で短い期間過ごしたことがあると言うクリーヴスさんは、
「より穏やかで柔らかい風景なので、それを新しい本に反映させたかったのです。」
と語り、
オークニー諸島の「驚くべき歴史」は、この小説の中で、珍しい殺人兵器、古代の碑文が刻まれ
た新石器時代の石という形でも登場する。 ・・・・そうです。
今回予定されている新作が独立した作品なのかどうかは、”Who knows ?”(by Ms. Cleeves)
だそうです。
ところで、
オークニー諸島と言われ、はて?・・・
どんなところでしたっけ? と思わず調べました。
オークニー諸島は、シェトランド程は遠くなく、スコットランドの北東部に位置する 約70の島々
から成り立ち、気候もそれほど厳しく無い様で 数々の古代遺跡、環状列石等があるそうです。
魅力的な場所の様ですね。
日本で読めるのは大分先の事になりそうですが、楽しみが一つ増えました。
一方ドラマ版『シェトランド』の方は、原作とは離れ
ジミー・ペレスの後任ルース・コールダーとトッシュがメインとなり継続しています。
それにしても・・・・
アン・クリーヴス女史の活躍は凄いです。
『ヴェラ』のドラマ版は先日ファイナルが英国放送終了したしまし。
ファイナル・エピソードの”The Dark Wives” は”ヴェラ・スタンホープ シリーズ”の原作第11作
目を元にした作品です。
原作はこれからも続く(多分?)でしょうし、もう一つ先日ご紹介した『マシュー・ヴェン』シ
リーズも続いています。
随分前からクリーヴス女史の作品が好きだった者としては、原作新作、ドラマ化作品と楽しみが
続き嬉しい限りです。
大分先の事になりますが、何とか、なるべく早く翻訳出版をお願いしたいですね。
関連情報は順次追記していきます。
(source : Ann Cleaves, BBC & etc.)
拙関連過去記事は、
⇩
★ ドラマ化された英国ミステリ小説:その(6) 【”シェトランド”原作とドラマ作品について】
★ 『シェトランド』S8情報&『炎の爪痕』
★ アン・クリーヴス『刑事マシュー・ヴェン』シリーズ
ビックリしました!
アン・クリーヴス女史のX(ex twitter)によれば、今年10月刊行予定(一部では9月30日予定?)
の新作のお知らせが出て、何と!『シェトランド』のジミー・ぺレスが戻って来るそうですよ。
2025年10月7日刊行予定の新作タイトルは、”The Killing Stones”。
トップのカバーは仮のもので、正式カバーは後日発表されるそうですが、そこにも ”The Return of
Jimmy Perez” と書かれています。
こちらのカバーも出て居ますが、暫定なのか予定なのか現時点では不明です。
ドラマの『シェトランド』シリーズの原作でもある、ジミー・ぺレスのシェトランド・シリーズは以前何
度もご紹介しましたように、全部で8作品ありました。
念のため再度確認しておきましょう。
『大鴉の啼く冬』
『白夜に惑う夏』
『野兎を悼む春』
『青雷の光る秋』
『水の葬送』
『空の幻像』
『地の告発』
『炎の爪痕』
という事で、『炎の爪痕』でジミー・ペレスのシェトランド・シリーズは完結と言われていました。
今回の発表は予想もしなかった展開で、嬉しい驚きです。
今回予定されている新作”The Killing Stones”は、同僚であったウィロー・リーヴスと共にオーク
ニー諸島に移住するところで終わった ”Wild Fire”『炎の爪痕』から始まるとの事で、舞台はオー
クニー諸島となります。
最新作では、オークニー諸島のウェストレー島で幼なじみの死を調査するペレスの姿を追ってい
る。
今回発表された概略は、
≪オークニー諸島に激しい嵐が襲来し、アーチー・スタウトの遺体が残された。近くには、古代の
碑文が刻まれた新石器時代の石という珍しい凶器が捨てられているのが発見された。アーチーは人
気があり、実在の人物よりも大きな存在だったため、彼の死は地域にとって衝撃的な打撃となった。
人間の複雑さとそこに潜む闇をよく知る刑事ジミー・ペレスが、すぐに現場に駆けつける。彼は
アーチーを幼なじみとみなしていたため、この事件は他のほとんどの事件よりも個人的なものだ。
現在、オークニー諸島でパートナーのウィローと息子とともに暮らすペレスは、すぐに島民の生活
に引き込まれる。島民の多くは秘密を抱えている。暗い秘密は、男の殺害につながったかもしれ
ない。
歴史が深く根付いたこの古代の地で、ペレスは絶望的な殺人者が再び襲撃する前に、真実と伝説を
見極めなければならない。≫
アン・クリーブスさんは、新しい本のために場所を変えることは「信念に基づく決断」だったと語っ
た。
完結編と言われた『炎の爪痕』を執筆後、シェトランドについては語りつくしたし、ジミー・ペレ
スについては2度と書くつもりはなかったものの、オークニー諸島で彼らに何が起こったのか知りた
かったと語っていらっしゃいます。
オークニー諸島で短い期間過ごしたことがあると言うクリーヴスさんは、
「より穏やかで柔らかい風景なので、それを新しい本に反映させたかったのです。」
と語り、
オークニー諸島の「驚くべき歴史」は、この小説の中で、珍しい殺人兵器、古代の碑文が刻まれ
た新石器時代の石という形でも登場する。 ・・・・そうです。
今回予定されている新作が独立した作品なのかどうかは、”Who knows ?”(by Ms. Cleeves)
だそうです。
ところで、
オークニー諸島と言われ、はて?・・・
どんなところでしたっけ? と思わず調べました。
オークニー諸島は、シェトランド程は遠くなく、スコットランドの北東部に位置する 約70の島々
から成り立ち、気候もそれほど厳しく無い様で 数々の古代遺跡、環状列石等があるそうです。
魅力的な場所の様ですね。
日本で読めるのは大分先の事になりそうですが、楽しみが一つ増えました。
一方ドラマ版『シェトランド』の方は、原作とは離れ
ジミー・ペレスの後任ルース・コールダーとトッシュがメインとなり継続しています。
それにしても・・・・
アン・クリーヴス女史の活躍は凄いです。
『ヴェラ』のドラマ版は先日ファイナルが英国放送終了したしまし。
ファイナル・エピソードの”The Dark Wives” は”ヴェラ・スタンホープ シリーズ”の原作第11作
目を元にした作品です。
原作はこれからも続く(多分?)でしょうし、もう一つ先日ご紹介した『マシュー・ヴェン』シ
リーズも続いています。
随分前からクリーヴス女史の作品が好きだった者としては、原作新作、ドラマ化作品と楽しみが
続き嬉しい限りです。
大分先の事になりますが、何とか、なるべく早く翻訳出版をお願いしたいですね。
関連情報は順次追記していきます。
(source : Ann Cleaves, BBC & etc.)
拙関連過去記事は、
⇩
★ ドラマ化された英国ミステリ小説:その(6) 【”シェトランド”原作とドラマ作品について】
★ 『シェトランド』S8情報&『炎の爪痕』
★ アン・クリーヴス『刑事マシュー・ヴェン』シリーズ