The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Jan./02(2025)

2025-01-26 | ブックレヴュー&情報
※ 『高慢と偏見』殺人事件』 クローディア・グレイ

ハヤカワ・ミステリ 2025年2月6日発売予定

【内容概略】
≪詐欺まがいの投資話でエマやアンから恨みを買うウィカムが、パーティの最中に殺された。
キャサリンの娘とエリザベスの息子が嵐で閉ざされた館で起きた怪事件に挑む。『高慢と偏見』
『エマ』『説得』……ジェイン・オースティン作品の登場人物が織りなす正統派ミステリ。≫

原題はそのものずばりの “The Murder of Mr. Wickham”.
となっている様に、今作では、ついに ”あの” ウィカムが殺されてしまうようです・・・・。

『高慢と偏見』と言えば、ジェイン・オースティン・・・ですが・・・・。
2003年ちくま文庫版


あまりにも有名なこの作品に関連した作品が大変多いですね。

個人的に直ぐに思い出すのは、
『高慢と偏見 そして殺人』


あのP.D.ジェイムズがミステリ仕立てにした二次作品で、これも良く知られた作品です。

その他にも色々とミステリ作品、ゾンビ絡み(?)の作品やら多くの作品が書かれていますし、
映像化された作品も多いですね。

かの有名なBBC版ドラマの『高慢と偏見』(コリン・ファース様がダーシー様を演じ一世を風靡
した作品)

そしてその後、同じくBBCドラマ化された『高慢と偏見 そして殺人』 
ミステリ作品としても、出演者も素晴らしかったし、とても印象的な作品でした。

その他にも、『プライドと偏見』とか、諸々多くの作品、映像が製作されている様に、今でも大
変に人気のある作品でので、今回の新作も興味を持って、ミステリとしてどの様な形に仕上がっ
ているのか読むのが楽しみな作品です。

又、
今作原作のタイトルである ”The Murder of Mr. Wickham (Mr. Darcy & Miss Tilney Mysteries Book 1) ” 
は ”Book 1”となっているので、今後シリーズ化されるのかな?と気になります。

尚、
今年2025年はジェイン・オースティン生誕250年との事で、色々な関連催し物が企画、計画されて
いるようです。
そんな中、以前少しご紹介したドラマ ”Miss Austen” (原題)も今年リリーズ予定になっていますの
で、近いうちに別途ご紹介しようと思っています。

※ 『バスカヴィル館の殺人』 高野結史

宝島文庫 2025年1月8日発売

【内容概略】
≪森の奥に立つ洋館で、コナン・ドイルやアガサ・クリスティらミステリーの巨匠の作品になぞらえ
た連続殺人が発生。館の招待客らは犯人捜しを始める。だがそれは「探偵」役のために開催された、
実際に殺人が行われる推理ゲームだった。参加者の凛子は生き残るため、「探偵」に謎を解かせよう
とするが……。先が読めない多層ミステリー! 犯人・探偵・真犯人・黒幕――あなたはどこまで当
てられる? ≫

宝島文庫の『このミス』大賞シリーズの作品だそうですが、何といっても”バスカヴィル”に釣られます。
内容も、”ドイル、クリスティの作品になぞらえた連続作品” と言われれば、外す訳には参りませんね。

※ 『こわされた少年』 D.M.ディバイン

創元推理文庫 2025年2月19日発売予定

【内容概略】
≪イアン・プラットは16歳の高校生。霧の濃い水曜の午後、自転車で学校を出たのを最後に消息を
絶った。当初は単なる家出と思われたが、姉の依頼でニコルソン警部の指揮のもと警察が捜索を開
始する。かつて優等生だったが、ある時期から不良の仲間入りをし、不自然に金回りがよくなって
いたイアン。いったい少年に何が起きたのか? 犯人当ての名手ディヴァインが読者の盲点を鮮や
かに突く傑作本格ミステリ。≫

特に意識して選んでいるわけではないのですが ディバインの作品は何作か読んでいます。
やはり”本格”は外せません。


(source : ハヤカワ、宝島社、創元社 & etc.)