8月初放送『Backstrom はみ出し刑事ベックストレーム』

”Backstrom”

2020年　スウェーデン
全3話

AXNミステリーでは8月初放送のミステリー予告が出ていまして、以前から気になっていた三作で
ありますが、その中で個人的に特に気になるのがスウェーデンのドラマ『ベックストレーム』。

この作品は、スウェーデンミステリ界の重鎮レイフ・GW・ペーションの小説を映像化したもので
チャンネル平均44パーセントを上回る異例の大ヒットとなったドラマとの事。

個人的には北欧ミステリ好きで、小説、ドラマ色々食い付いて居りましたが、何故かこの原作は
未読でした。

出演：
シェル・ベリィクヴィスト：ベックストレーム
アグネス・リンドストローム・ボルムグレン：アンカン
エルヴィス・シュテグマー：エドヴィン
他



概要：
女好きで、お腹がでていて、勤務中にも関わらずお酒をぐびぐび飲み、口も悪く、組織のルールも
上司も部下もお構いなしの“はみ出し者”だが、子供には優しく、女性にモテモテ、加えて、扱う事
件のほとんどを解決し、命の大切さを熟知する優秀な刑事ベックストレームが、難事件に挑んで
いく。

ベックストレームの隣人で、彼にとっては教え子のような存在の小さな相棒エドヴィンが頭蓋骨
を発見し、ベックストレームに相談にやってくる。頭蓋骨には銃弾の痕があり、それを調べると
5年前に亡くなっていたことがわかる。
捜査を開始するが、DNAでは10年以上前のタイの津波で亡くなったことを示していた。
ベックストレームとエドヴィンはこの謎多き事件を解決できるのか？

仕事仲間には手荒く、上司の言うことさえ聞く耳を持たないベックストレームであるが、エド
ヴィンに対しては一目置き、耳を傾けるという二人は不思議な関係。エドヴィンが命を顧みず
ところどころでナイス・アシストをするところに注目である。
（AXNミステリー公式ページより）

この概略人物紹介を見るだけでも、どうもこの主人公のベックストレームというキャラクター
はなかなか特異な人物の様で、これ迄の北欧ミステリ（と云うか、他のミステリも含み）の
主人公とは随分毛色が違う、どうも人間的にはダメ男の様です。

北欧ミステリの特徴と言えば、ある意味重い、暗い（これは地理的条件、気象条件等も影響
しているかも）と言う見方をする方も多いのですが、ストーリー展開はジックリ硬く、又そ
れに加え登場人物の内面性、人間関係等も描いているという点、等で見応えのある作品が多
いと感じています。

が、今回の概略を見る限り、他作品とは随分異なるメインキャラクターの様で、別の意味で
興味を持ちます。
チョット、”フロスト警部”に近いキャラクターなのかしら？　



で、そんなダメオヤジ（？）が頼りにする相棒が少年である・・・と言う点も珍しい。
小林少年か？（古！）

兎に角、
他の北欧ミステリとは一味違うタイプなのかな？と期待をしている所ですが、どうでしょう？

AXNミステリーでの放送は、
8月28日（土）4：00pm～（字幕版）

それにしても、日本語サブタイトルがもう少し何とかならなかったのか。残念な気もします。

因みに、8月初放送の他2作品は、
※『弔い写真家の事件アルバム』（全6話）
※『心配性刑事ワーグナーの捜査』（全3話）

余力があれば追って書こうかと・・・・。