The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『キング・アーサー』 2017年

2019-06-27 | 映画
” King Arthur : Legend of the Sword” ワーナーブラザース


子供の頃からアーサー王に纏わるお話が大好きでした。 色々本も読みました。、
関連ドラマ、映画も色々とありましたが、この映画の情報を見た時は監督がガイ・リッチーだと
いう事もあり とても興味を持っていました。 
しかし・・・・、
日本上映時のキャッチコピー「スラムのガキから王になれ」を見て、はぁ~?何ですかこれは?
何だかとても不安になり、遂に映画館には行かずじまいになっておりました。

そして、すっかり忘れていた先日偶然にTVで放送していたので、余り期待もせず観る事にした次
第です。

取りあえずキャストを。

監督 : ガイ・リッチー
脚本 : ジョビー・ハロルド、ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
出演、
アーサー : チャーリー・ハナム
ヴォーティガン : ジュード・ロウ
ベディヴィア : ジャイモン・フンス―
グースファット・ビル : エイダン・ギレン
ユーサー・ペンドラゴン : エリック・バナ
メイジ : アストリッド・ベルジュ=フリスベ


子供の頃目の前で叔父のヴォーティガンにより両親を殺されたアーサーは 死の直前父親から
小舟に隠され川に流され叔父の手から逃れさせられた(モーセか?)
その後アーサーは娼婦に助けられ売春宿で育てられ、スラム街で生きる術を学び成長する。
(このあたりいかにもガイ・リッチーらしく数分の駒割りでスピーディーに描かれています)

魔術師のメイジに導かれ修行を積み、王の血を受け継ぐものでなければ手にすることが出来な
い聖剣エクスカリバーを岩から引き抜き、己の出自を知り運命に導かれながら両親の仇である
暴君ヴォーティガンとの戦いに臨む事になる。
ってのが概略です。


エクスカリバーが刺さっていた岩はよく見ると人の形に見えます。




これは後にエクスカリバーから得た過去の幻影で分かるのですが、エクスカリバーをヴォーティ
ガンに渡すまいとしてユーサーが天高く投げ自らの背中に刺さる様に受け止め、そのまま岩にに
なったという事でした。
アーサー以外の人間には抜くことが出来ないという事になる訳です。

これまで知っていたアーサー王とは全く異なるキャラクターであり、ストーリーであるので あ
る程度は覚悟をしていたもののかなり戸惑います。
マーリンも一瞬しか登場しません。

ただ、画面作りが如何にもガイ・リッチーらしく 丁度シャーロック・ホームズの時の様に 超
高速カメラを駆使したり、ストップモーションや自撮りの撮影かと思わせる画像や、巨大な象や
ヘビの登場等エンターテインメントとしては楽しめるのかも知れません。

この作品での見どころは、やはりジュード・ロウのヴィラン振りでしょうね。


そして、何と、デヴィッド・ベッカムも出ていますよ。ほんの一瞬の事とは言え意味不明です。


そんな中、チョット嬉しかったのはフレディー・フォックス(ローレンス・フォックスの従兄弟)
を見つけたのです。彼の出演については全く知らなかったのでビックリでした。 可愛いかった
ですね。


「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンも出ています。


まぁ、”アーサー王”に拘らず、単なる歴史アクション映画と考えればそれなりに楽しめるのかな・・と
も思えますが(暴言)。
とは言え、最後にはアーサーが円卓を作り、仲間を騎士に任じ”円卓の騎士”誕生。と まともな締め
くくりをしています。

この作品は製作費が1憶7500万ドルを投入した超大作と言われながら 全世界で興行が振るわずハリ
ウッドで最も大赤字を出した作品と言われています。
ところが、この作品は元々全6部作構成予定の第1作目だったんですって! いや~流石に続編はあり
得ないでしょうね。

ガイ・リッチー監督、『アラジン』(観ていませんが)で名誉挽回できたのでしょうか?
そんな事より(又暴言)一刻も早く ”SHERLOCK HOLMES 3” をお願いしたいもんです。
これ以上遅れないで下さい。









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