『シャーロック』シーズン4:「最後の問題」 追記&Review(2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c3/d41b25aec68825be98308fde9198a08e.jpg)
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
・・・・・追記とReview (2)
前回も書きました様に、一旦S4で終了と考えた場合、これまで放送されたエピソードに触れられ
ていた事で今回も未だ解明されていないままになって事項が幾つか残っています。
例えば、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/cf/06a624a4cf670e82cf0a00288e5c4672.jpg)
◎ S2E3 シャーロックのバーツからのフォール :
結局ジョンにもどうやったのか方法は話していないフォールの真相。 アンダーソンに話した事が
正解なのだろうけど、アンダーソン自身も語っていた様に彼に真相を話す訳は無いだろうとしなが
らも結局うやむやのまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6b/bdaedcc72d05011dd5a76d44631fc5b9.jpg)
◎ “MISS ME ?” : S3E3の最後電波ジャックされて映し出されたモリアーティの顔とこの
フレーズは、あの当時モリアーティの生きているのではないか?残党或はモリアーティの兄弟に
よるものではないかと論争の的になっていて、メアリーではないか? 果てはシャーロックを呼
び戻すためのマイクロフトの操作なのでは? 等の意見も出ていたのですが、結局S4を観る限り
ユーロスによるものだと考えられます。
ただ・・・あのエピソード制作時はユーロスは念頭になかったと言うモファティス。 あの時点
ではどう決着つけるつもりだったんでしょう??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/82/ddcbde0dd35eb2886c3a9a8cac5d8c92.jpg)
◎ 「忌まわしき花嫁」の飛行機の中で出ていたマイクロフトの手帳に書かれていた文字、
”Redbeard「赤ひげ」”に関してはE4で明らかにされ一応の決着がついた訳なのですが、もう一つ
気になる”Vernet”の文字。 この点が今回触れられていませんでした。 どういう意味を持って
いたのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ca/7bd68a4b7328edb05ecf1df54ade9098.jpg)
それと、S4E1でシャーロックに会おうとしなかったジョンがモリーに託したメモ。
あの中身は何が書かれていたのか・・・当然「君の手助けだけは要らない」って事なんだろうけど
これも気になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/6b/fdfed92a430da8a8beb0a64481802179.jpg)
◎ S4E3で最も気になった221B爆破時、シャーロックとジョンがかすり傷1つしていなかった不思議。
こ の点は、ゲイティス氏が説明しているのですが、窓から飛び出した2人はスピーディーズの日よけ?
天幕?の上に落ち、滑り落ちて着地。 よって怪我ナシ・・・・ですって。
ただ、これを話しているゲイティス氏が悪戯っぽい顔で冗談めかして話している様なので はぐらか
しだと思うんですけどね。
そして、この点は早速ファンからダメ出しされていまして、下の画像の様に指摘されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/2e/e4dd0872fbb720be85fbcb8c75dc7142.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ce/dd51f74f25758ff4b11a14435fae138e.jpg)
(大分前の事でネタ元さん紛失しました。スミマセン!)
何といっても窓ガラスを割って飛び出さなければならないし、飛び出した角度から丁度日よけの
上に落ちるのは無理がある。
百歩譲って、日よけの上に落ち滑り落ちたにしても、この画像から見ても分かるように ジョンの
側は外れている。
等々で、あのシーンは無理がありましたですよ(笑)
昨年末予告編であの爆破飛び出しシーンを見た時には笑っちゃいました(スミマセン)
英国放送直後からさかんに言われていた『ボンド化』に関しても、製作陣は特に意図した訳では
無いと弁明していますが、 派手なアクションシーン(長い!)、ヘリやスポーツカーでのこれ
また派手なシーン、AGRAの大使館突入シーン、シェリンフォードの内部、等々
初見でも「あれ?私は何を観ているの?」と感じる程 スパイアクションドラマを見ている様に
感じたのは確かです。
勿論、正典のホームズもボクシングやバリツ(!)に秀でていて、時にこれを駆使する場合も
ありました。
そう言えば、先日グラナダ版「美しき自転車乗り」(だったと思う)を見ていたのですが、この
作品の中でホームズはボクシングで問題の男をブチのめすシーンがありました。この場合はカッコ
いい、スカッとする以外の何物でもなく、勿論ストーリー展開に必要欠くべからざるシーンであった
と感じました(話が逸れました)
余談ですが、ヘリコプターと言えば、
モリアーティがシェリンフォードに到着した時乗っていたヘリ そして、シャーロックがユーロス
に会いに行く時にも、あれ? 既視感!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/4fec9498625b079cca80605aaf4f0262.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/10/a79b37f306ca10531190870da422ba51.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/62/54bf3f8a1592bf430405d44b54b062e7.jpg)
機体番号”G-VGMG” : 思い出しました!!
S3E3 ”His Last Vow” で シャーロックとジョンが乗っていたマグヌッセンのロゴ入りヘリ(これ
はこの後マイクロフトが乗っていた機体とも同じ)と同じ機体でした。使いやすいのか、気に入って
いるのか、それともレンタル料が安いのか(暴言)← どうでも良いトリビアでした(汗)
これまでも新しいシーズンが放送される度に 常に色々と細かい考察や制作者が思ってもいない様
な点に関する追及がなされてきました。(自分も含めでですが・・・)
しかし、常に”シャーロック愛”が前提になっているが為の熱意、盛り上がりであったと思います。
S1を制作した時点で、製作者は想像していなかった様な全世界的な熱狂、反応を得た為、その事に
よるプレッシャーも感じていたであろうし、次の作品を書く当っても前作を越えなければならない
とのより強いプレッシャーもあったでしょう。
であるから、S1,S2では念頭にもなかった様な奇抜で派手な展開にしなければ・・・と感じたのかも
知れない。 S4の内容は特に最初から練られた計画では無く、全て後から矛盾しない様に意味づけ
ているので、シーズンを通しての伏線であったと言うのは無理があり、説得力に欠けたと感じます。
S1とS2は本当に素晴らしかったし、ワクワクさせられのめり込んだのですが、何度も繰り返すよう
にS3でのテーマ、カラーの急激な変更に戸惑わされ悩み込んだモノでした。
その頃でしょうか、モファット氏がインタビューで(だったと思うのですが)言っていた言葉、
”It's not a detective show, It's a show about a detective”「これは探偵物語ではない。探偵の
物語だ」を見て、首を捻ったのです。
当初の意気込みと制作方針を語っていた時と方向転換していた様に感じたのです。
S3を観て、この言葉が良く分かりました。
変わって来たのです。 そして、今回のS4です(怒、泣)!
「シャーロック・ホームズ」を扱う限り、パスティーシュであれ、パロディーであれ 常に正典を
リスペクトし、念頭に置かなければならないのは当然だと思うのです。
そして、ホームズ、ワトソンは基本的に常に長年ファンに愛されたキャラクターであって欲しいと
考えるのは当然だと思うし、ストーリーも正典を踏襲しつつ「お約束」を盛り込みながら 推理、
謎解き、冒険、boys の友情、絆の物語であって良いのだと思います。
これは、ホームズ&ワトソンの設定年齢、時代設定に係わらず一貫して守られなければならない
テーマなのだと感じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/fd/517eec25360923c32793440e3237540e.gif)
S4に関して、出演者達がどの様に感じていたのでしょう?
ベネディクトもマーティンも過去のシーズンでも何時も模範的な感想を述べているし、出演者が作品
に関してネガティブな意見は述べる筈はないのは当然の事だとは思います。
が、
今回ルイーズの事に触れていたブロガーさんがいらして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d9/0c6bf8815eb05a63a028fbf442281367.jpg)
これは3月の時点ですので、この後観たのかも知れませんが、何となくルイーズの複雑な心境を表して
い居る様な気がしました。
S4の放送後 モファット氏はEW誌のインタビューがS4に関して、又S5に関して語っています。
「もしS5があったとしても、戻って対処しなければならない事柄はない」と断言しています。
↓
http://ew.com/tv/2017/01/16/sherlock-showrunner-season-4-finale/
約6年前に”A Study in Pink”を観て「シャーロック」沼に嵌り込み、それ以来子供の頃から好き
だったシャーロック・ホームズに改めて注目する様になり、正典の読み直し、グラナダ版の観直し、
そしてその他関連映画、小説等あらゆるホームズ関連作品に手を広げまくりました。
再度ホームズの世界に浸れ、楽しませてくれる機会を与えて貰えた事に関してはBBC版に巡り合えた
事を感謝しています。(なんか追悼文みたいになっちゃいました。 グスン・・・)
長々書き続けてきましたが いずれ又「シャーロック」に会えることを期待しつつ終わらせて頂きます。
(取りあえず。?)
何時の日にか2人のこんなシーンが又観られるます様に!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/23/f4ca85ebe55a68da2910415bd49fbc5e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/dc/ac28f09c566a862913afb5e5a983aa57.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/16/db0415ea5991008689af73144316bf16.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/33/cddc30bec6efea5791b2df0c073799ff.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/11/ec17f5c52d1ace8294ae03a5a7fa23c2.jpg)
1月の初見時、少なからずショックを受け、特にE3に関してはとても書く気になれ無かったので自粛しようか
と思いつつ、余りにも胸に溜まるものが多く結局書き始めたら予想以上にダラダラ長くなってしまいました。
お付き合い頂き有難うございました。
暫らく放心状態に陥るかも知れませんが、今後は再度初心に返ってS1に回帰しようと思います。
(性懲りもないヤツ!)
← SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem” : ネタバレ感想と検証 (9)
→ SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem”:ユーロスと真賀田四季 & etc
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c3/d41b25aec68825be98308fde9198a08e.jpg)
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
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・・・・・追記とReview (2)
前回も書きました様に、一旦S4で終了と考えた場合、これまで放送されたエピソードに触れられ
ていた事で今回も未だ解明されていないままになって事項が幾つか残っています。
例えば、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/cf/06a624a4cf670e82cf0a00288e5c4672.jpg)
◎ S2E3 シャーロックのバーツからのフォール :
結局ジョンにもどうやったのか方法は話していないフォールの真相。 アンダーソンに話した事が
正解なのだろうけど、アンダーソン自身も語っていた様に彼に真相を話す訳は無いだろうとしなが
らも結局うやむやのまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/6b/bdaedcc72d05011dd5a76d44631fc5b9.jpg)
◎ “MISS ME ?” : S3E3の最後電波ジャックされて映し出されたモリアーティの顔とこの
フレーズは、あの当時モリアーティの生きているのではないか?残党或はモリアーティの兄弟に
よるものではないかと論争の的になっていて、メアリーではないか? 果てはシャーロックを呼
び戻すためのマイクロフトの操作なのでは? 等の意見も出ていたのですが、結局S4を観る限り
ユーロスによるものだと考えられます。
ただ・・・あのエピソード制作時はユーロスは念頭になかったと言うモファティス。 あの時点
ではどう決着つけるつもりだったんでしょう??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/82/ddcbde0dd35eb2886c3a9a8cac5d8c92.jpg)
◎ 「忌まわしき花嫁」の飛行機の中で出ていたマイクロフトの手帳に書かれていた文字、
”Redbeard「赤ひげ」”に関してはE4で明らかにされ一応の決着がついた訳なのですが、もう一つ
気になる”Vernet”の文字。 この点が今回触れられていませんでした。 どういう意味を持って
いたのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ca/7bd68a4b7328edb05ecf1df54ade9098.jpg)
それと、S4E1でシャーロックに会おうとしなかったジョンがモリーに託したメモ。
あの中身は何が書かれていたのか・・・当然「君の手助けだけは要らない」って事なんだろうけど
これも気になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/6b/fdfed92a430da8a8beb0a64481802179.jpg)
◎ S4E3で最も気になった221B爆破時、シャーロックとジョンがかすり傷1つしていなかった不思議。
こ の点は、ゲイティス氏が説明しているのですが、窓から飛び出した2人はスピーディーズの日よけ?
天幕?の上に落ち、滑り落ちて着地。 よって怪我ナシ・・・・ですって。
ただ、これを話しているゲイティス氏が悪戯っぽい顔で冗談めかして話している様なので はぐらか
しだと思うんですけどね。
そして、この点は早速ファンからダメ出しされていまして、下の画像の様に指摘されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/3c/ca8dd353490a155be0304896b575b49f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7b/d72888ac71422d66f1f4d26fc550be51.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ce/dd51f74f25758ff4b11a14435fae138e.jpg)
(大分前の事でネタ元さん紛失しました。スミマセン!)
何といっても窓ガラスを割って飛び出さなければならないし、飛び出した角度から丁度日よけの
上に落ちるのは無理がある。
百歩譲って、日よけの上に落ち滑り落ちたにしても、この画像から見ても分かるように ジョンの
側は外れている。
等々で、あのシーンは無理がありましたですよ(笑)
昨年末予告編であの爆破飛び出しシーンを見た時には笑っちゃいました(スミマセン)
英国放送直後からさかんに言われていた『ボンド化』に関しても、製作陣は特に意図した訳では
無いと弁明していますが、 派手なアクションシーン(長い!)、ヘリやスポーツカーでのこれ
また派手なシーン、AGRAの大使館突入シーン、シェリンフォードの内部、等々
初見でも「あれ?私は何を観ているの?」と感じる程 スパイアクションドラマを見ている様に
感じたのは確かです。
勿論、正典のホームズもボクシングやバリツ(!)に秀でていて、時にこれを駆使する場合も
ありました。
そう言えば、先日グラナダ版「美しき自転車乗り」(だったと思う)を見ていたのですが、この
作品の中でホームズはボクシングで問題の男をブチのめすシーンがありました。この場合はカッコ
いい、スカッとする以外の何物でもなく、勿論ストーリー展開に必要欠くべからざるシーンであった
と感じました(話が逸れました)
余談ですが、ヘリコプターと言えば、
モリアーティがシェリンフォードに到着した時乗っていたヘリ そして、シャーロックがユーロス
に会いに行く時にも、あれ? 既視感!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/87/4fec9498625b079cca80605aaf4f0262.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/10/a79b37f306ca10531190870da422ba51.jpg)
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機体番号”G-VGMG” : 思い出しました!!
S3E3 ”His Last Vow” で シャーロックとジョンが乗っていたマグヌッセンのロゴ入りヘリ(これ
はこの後マイクロフトが乗っていた機体とも同じ)と同じ機体でした。使いやすいのか、気に入って
いるのか、それともレンタル料が安いのか(暴言)← どうでも良いトリビアでした(汗)
これまでも新しいシーズンが放送される度に 常に色々と細かい考察や制作者が思ってもいない様
な点に関する追及がなされてきました。(自分も含めでですが・・・)
しかし、常に”シャーロック愛”が前提になっているが為の熱意、盛り上がりであったと思います。
S1を制作した時点で、製作者は想像していなかった様な全世界的な熱狂、反応を得た為、その事に
よるプレッシャーも感じていたであろうし、次の作品を書く当っても前作を越えなければならない
とのより強いプレッシャーもあったでしょう。
であるから、S1,S2では念頭にもなかった様な奇抜で派手な展開にしなければ・・・と感じたのかも
知れない。 S4の内容は特に最初から練られた計画では無く、全て後から矛盾しない様に意味づけ
ているので、シーズンを通しての伏線であったと言うのは無理があり、説得力に欠けたと感じます。
S1とS2は本当に素晴らしかったし、ワクワクさせられのめり込んだのですが、何度も繰り返すよう
にS3でのテーマ、カラーの急激な変更に戸惑わされ悩み込んだモノでした。
その頃でしょうか、モファット氏がインタビューで(だったと思うのですが)言っていた言葉、
”It's not a detective show, It's a show about a detective”「これは探偵物語ではない。探偵の
物語だ」を見て、首を捻ったのです。
当初の意気込みと制作方針を語っていた時と方向転換していた様に感じたのです。
S3を観て、この言葉が良く分かりました。
変わって来たのです。 そして、今回のS4です(怒、泣)!
「シャーロック・ホームズ」を扱う限り、パスティーシュであれ、パロディーであれ 常に正典を
リスペクトし、念頭に置かなければならないのは当然だと思うのです。
そして、ホームズ、ワトソンは基本的に常に長年ファンに愛されたキャラクターであって欲しいと
考えるのは当然だと思うし、ストーリーも正典を踏襲しつつ「お約束」を盛り込みながら 推理、
謎解き、冒険、boys の友情、絆の物語であって良いのだと思います。
これは、ホームズ&ワトソンの設定年齢、時代設定に係わらず一貫して守られなければならない
テーマなのだと感じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/fd/517eec25360923c32793440e3237540e.gif)
S4に関して、出演者達がどの様に感じていたのでしょう?
ベネディクトもマーティンも過去のシーズンでも何時も模範的な感想を述べているし、出演者が作品
に関してネガティブな意見は述べる筈はないのは当然の事だとは思います。
が、
今回ルイーズの事に触れていたブロガーさんがいらして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d9/0c6bf8815eb05a63a028fbf442281367.jpg)
これは3月の時点ですので、この後観たのかも知れませんが、何となくルイーズの複雑な心境を表して
い居る様な気がしました。
S4の放送後 モファット氏はEW誌のインタビューがS4に関して、又S5に関して語っています。
「もしS5があったとしても、戻って対処しなければならない事柄はない」と断言しています。
↓
http://ew.com/tv/2017/01/16/sherlock-showrunner-season-4-finale/
約6年前に”A Study in Pink”を観て「シャーロック」沼に嵌り込み、それ以来子供の頃から好き
だったシャーロック・ホームズに改めて注目する様になり、正典の読み直し、グラナダ版の観直し、
そしてその他関連映画、小説等あらゆるホームズ関連作品に手を広げまくりました。
再度ホームズの世界に浸れ、楽しませてくれる機会を与えて貰えた事に関してはBBC版に巡り合えた
事を感謝しています。(なんか追悼文みたいになっちゃいました。 グスン・・・)
長々書き続けてきましたが いずれ又「シャーロック」に会えることを期待しつつ終わらせて頂きます。
(取りあえず。?)
何時の日にか2人のこんなシーンが又観られるます様に!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/23/f4ca85ebe55a68da2910415bd49fbc5e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/dc/ac28f09c566a862913afb5e5a983aa57.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/11/ec17f5c52d1ace8294ae03a5a7fa23c2.jpg)
1月の初見時、少なからずショックを受け、特にE3に関してはとても書く気になれ無かったので自粛しようか
と思いつつ、余りにも胸に溜まるものが多く結局書き始めたら予想以上にダラダラ長くなってしまいました。
お付き合い頂き有難うございました。
暫らく放心状態に陥るかも知れませんが、今後は再度初心に返ってS1に回帰しようと思います。
(性懲りもないヤツ!)
← SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem” : ネタバレ感想と検証 (9)
→ SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem”:ユーロスと真賀田四季 & etc
実際に観終わってどの様に感じられたのだろうと思っていました。 モグモグさんにはネタバレを
読んで頂いていたので変な先入観を持たせてしまったのではないかと心配していましたが、やは
り同じ様な感想を持たれたんですね。
そうですね、S3E2が限界点だったと思います。 あれ以後どんどん基本のS1路線から遠ざかっ
てしまいシャーロック、ジョンのキャラクターも変わって来てしまったし・・・
S1の変人、傲慢、無鉄砲なシャーロックが好きだったんですけどねぇ(泣)勿論齢を経て成長は
必要だったのでしょうが、あれが成長とは言えない様な気がします。
兎に角設定に無理があるし、S4で終結させるためにこじ付け、後付け、無理やりおさめる内容で
本来あるべきシャーロックの推理謎解き、ジョンとの友情、事件解決への楽しみ等は全く感じられ
なかったし、S4は一体何だったんだろう?と今もなお心が晴れません。
>シャーロッキアンの・・・・
いえいえ、トンデモない事です(汗)シャーロッキアン等おこがましいことで、シャーロッキアンの方
の足元にひれ伏す ただのシャーロック(ホームズ)オタクなんですから・・・
ただ、モグモグさんと同様に、シャーロックが再度英国ドラマにのめり込むキッカケ、又シャーロッ
ク・ホームズを再認識するキッカケになった事は感謝しています。
>モース・・・・
ですねぇ、あれは名作です。 未だに何度も繰り返し観直していますよ。
これからも又色々語り合えれば嬉しいです。
お忙しかったんですね? で、吹き替え版ご覧になりましたかぁ。 お疲れ様です(って言いたく
なっちゃいましたよ) ホント苦行と言うかどっと疲れがでますね。 こんな風に感じる時が来ると
は夢にも思わなかったですよ(涙涙)
そうなんですよね、何度も繰り返して来ましたが どうしてこんな普通の人にする事にこだわった
んでしょう。 元の性格に戻ったという解釈は納得できない点の1つですもん。 心優しい、他人を
思いやる事の出来る普通の人・・・って、これはシャーロック・ホームズではないでしょ!
シャーロックがシャーロック(ホームズ)である意味も魅力も無くなってしまい、ジョンも立ち位置
キャラクターがすっかりブレてしまった様に感じます。
なんかね、モファティスは面倒くさくなってヤケッパチと言うか投げやりになってしまった様な気が
してます。 最初の頃のあの丁寧な作り方をしていた人とは思えないんです。
脚本の手抜きを派手なアクションや派手なシーンで胡麻化している(暴言)
兎に角女性キャラクターに力を入れたかったってのはS3位から感じていたんですけど、これ程に
なるとは思いませんでした。 私は以前から何度もくり返していたんですが、シャーロック(ホーム
ズ)作品に関しては女性キャラクターはハドソンさんだけで良いと思うんです。モリーはまぁ程々に
しておいてもらえれば許せるんですけどね。
なので、メアリーもユーロスも登場させる事自体が好ましくなかったんですけど、殆ど女性視点の
作品にしてしまいましたね。
S2迄で好きだったもの、観たかったものは その後完全い脇に追いやられましたね、仰る通りで
す。 人の好みはそれぞれとは言いながら、でも正典と言うものがあるのですから その基本を
忘れて欲しくなかったですよ~(号泣)
どうせこれで終わりにするなら皆から惜しまれながら終わりにして欲しかったと言うのが偽らざる
思いです。 こんなスタイルなら当分見たくないとまで感じさせられちゃいました。 あんなに好き
だったのに・・・・(滂沱の涙)余りにも好きだったが為に梯子を外された衝撃は大き過ぎました。
ですね、他に楽しみを見つけましょ。
私は再びグラナダ版に回帰しようと思っています。
ちょっとご無沙汰しました。やっと少し時間ができて、昨夜E1の吹き替え版を終わり近くまで見たのですが…ホントにため息ばかり出てしまうんですよ(涙)私も、吹き替えと字幕版を1回ずつ見たら、記憶を消し去りたいきがします。シャーロックを見るのが、なんか苦行みたいになってしまって…大げさ?
本当に、シャーロックをここまで普通の人にしなくて良かったのに。しかも、成長というより、家族やお気に入りには極端に甘い普通よりもっと感情で動く人になってしまった気もするし、過去のトラウマがなくなって元々の性格(…だったんですかね?)に戻るのを成長とは言わないんじゃ…
メアリーとユーロスの分を削って、二人の直接のぶつかり合いと成長+事件解決だけに絞れば良かったのに…とは言え、おっしゃるように、よりすごいものを…というプレッシャーもあったのでしょうね。
あの爆発シーン、実は私も笑ってしまいました。ゲイティスさんの説明…説得力ないですね(笑)まぁそれはご愛敬だとしても、私はS4は不要なものが多すぎて、見たかったものは脇によけられた気が全体的にしました。これも好みの問題なのかもしれませんが…
私も、BBC版のおかげで世界が広がって楽しみが増えたし、ずっと感謝はしてると思います。でも、今はやっぱりつい、ここまでやられちゃったか…みたいな悲しさを感じてしまってます。でも、何とか楽しみを見つけていきましょう~
とにかく、お疲れ様でした!
先生の感想も拝読させて頂きました。
ワタクシは作文がヘタで言いたい事がなかなか表現できないのですが(恥)、先生の感想で色々
が網羅されていて、まさしく仰る通りでございます。
結局モファティスは何を言いたかったんだろう・・・と頭が痛くなります。
ユーロスのキャラクター設定も曖昧な様な気がするし、兎に角シャーロックの頭脳は思考停止
操られるままに必死であがいているだけ、感情は思考の邪魔になると言い切っていた人とは別
人でシャーロック(ホームズ)らしさが感じられないままチャンチャン!!で終わらせちゃってます
ねぇ。 誰でも直ぐに気が付く詰めの甘さ、突っ込みどころ満載はS1を書いた人と同じ人とは思
えません、二人とも!(言い切る)
S4初見後自分が観た物が直ぐには理解出来ず(言葉の問題かと思っていたのですが)自分だけ
が間違った解釈をして失望したのかと思っていたのですが、1月放送直後本国及び他外国での
余りの酷評を見るにつけ あ~私だけじゃなかったんだ・・・と安心したりショックだったりしたもの
ですが、何度観直しても最初の感想は変わらず 益々悩み込みました。
シャーロックの成長 = ”普通の人”にしてしまったのが皆を失望させたのも原因の一つではな
いかと感じます。
S4に対する評価はBBCは勿論ですが、モファティスも当然知っている筈なので、多分S5は無い
だろう、或はあったとしてもかなり先の事になると感じます。
>一度記憶喪失になって・・・・
同感です(笑)、しかし、忘れられそうもないですよ、この深い傷跡は・・・痛すぎです。
拝読いたしました。そして私もE3の感想をブログに載せました。吹き替えをお夕飯を食べながら見ていると、つまりその程度の注意レベルだと、なんとなく見てしまえるんですが、いろいろ考え出すと突っ込みどころが多すぎる、と今回も思いました。
閉鎖空間のデスゲーム設定は、マンガでも小説でもたくさんあって、なにしろ虚構的な設定である分、細部の詰めが甘いと馬鹿馬鹿しくなっちゃうんだけど、これがまさしくそれでした。で、どうしてたら良かったんだろうと思うと、飛行機にひとり目覚めた少女の危機を救え、救えなかったら大惨事、というのを、もっとディテールを詰めて突きつけてシャーロックに推理させて、最後は実は救われたいのはユーロス自身だった、と決着させられれば良かったんじゃないかと思いました。
E1についてもそうだけど、こちゃこちゃ小ネタを突っ込みすぎて、印象が散漫になってしまった。モリーに愛してるといわせろなんて、探偵でも推理でもない、女のいじめでしかないし。
私もこのドラマのおかげで、ドイルの原作はやっと読むし(ルパンが初恋で、奇岩城で偽ホームズを先に読んでしまったばかりに、以後幾星霜ホームズが読めなかった)、パスティーシュをあさる楽しみも覚え、ヴィクトリア朝を舞台の話も書き、いろいろ興味が広がったので、それについては感謝あるのみです。もう少ししたらS1から見直そうと思ってます。そして全体の流れの中でエピソードの分析をしたい。
でもS5があったら、楽しみより不安を抱えてしまいそう。一度記憶喪失になって、少なくともS4については忘れないとなあ、とため息をつきながらです。