むぎわらぼうし通信。筑波農場の常陸小田米づくり。

(株)筑波農場の社長です。
常陸小田米の生産と農業ブランドへの取組みや政治活動報告します。

新型コロナウイルス感染症について

2020年04月10日 | 地域のこと

我がつくば市にも新型コロナウイルス感染症の患者が出てしまいました。一日も早い終息を願うばかりだ

国の専門家会議は①換気の悪い密閉空間、②多くの人が密集、③近距離での会話や発声、の3つの条件が重なった場合リスクが高いと示しています。

軽症等の新型コロナウイルス陽性患者の豊里ゆかりの森での受け入れについて

【Q&A】

【問】なぜ病院以外での患者の受け入れを行うのか?

【答】新型コロナウイルス陽性患者の増加に対して病床数が足りなくなる恐れがあることから、令和2年4月2日に厚生労働省が患者の 病院以外での受け入れを開始する方針を都道府県に通知しました。茨城県においても病床が不足していることから 、茨城県は4月6日に病院以外での受け入れを始めることを発表しました。茨城県では従来は病院のみで陽性患者を受け入れてきましたが、県内でも病床数が限られる中で入院の調整に時間が掛かる事例が出始めており、入院調整期間の家庭や施設等での感染リスクが高まっています。また、軽症や無症状の患者等が一律に 入院することで重 症や高齢の患者の入院の調整が難しくなっています。このように感染拡大を防ぎ、また感染者の命を守るため、病院以外での受け入れが喫緊の課題となっています。

【問】市内の感染状況はどうなのか?

【答】4月8日時点で20名です。そして、上記の理由で軽症者や無症状者が病床を占有しており、すでに市内でも入院調整に時間を要してしまっています。仮に 新たな感染者が発生しても、十分な治療環境を迅速に確保できる状態にないため、軽症者B無症状者の病院外への移送は市民の命を守るためにどうしても必要な状況です。

【問】患者の受け入れ施設として豊里ゆかりの森を選定した理由は?

【答】患者受け入れに関する厚生労働省のマニュアルで、自治体は個室で風呂やトイレが個室に付属し ている宿泊施設を用意することが求めら れています。市が保有する施設でこ のような条件にあう施 設は豊里ゆかりの森の宿泊施設に限られています。
国や独立行政法人が市内に保有している宿泊施設を使えないか。国や独立行政法人が市内に保有している宿泊施設にも利用の説得を行なっていますが、まだ利用可能となった施設はない状況です。県内や市内における病床は切迫しており、早期に軽症患者等を病院以外の施設に移動する必要があることから 、まずは市が保有している宿泊施設で調整を進めています。市内の民間のホテルや宿泊施設を使えないか。
市内の民間のホテルや宿泊施設にも受け入れ施設の提供を呼びかけていますが、現時点では受け入れを了承頂いた宿泊施設はない状況です。茨城県知事によるホテル提供の依頼も出ていますが、風評被害の影響を気にすることなどから確保に難航しています。
茨城県内では他にも公共施設の利用を行うのか。施設名は公表されていませんが、つくば市以外の県内で他に3つの宿泊施設が県により選定されています。

【問】豊里ゆかりの森のどの部分を使うのか?全体を使うのか?

【答】受け入れ施設として使用するのは、豊里ゆかりの森の宿舎「あかまつ」の部分のみです。ウッドデッキの部分をテープ等で締め切り、宿舎「あかまつ」のエリアの外側や隣の市道に患者が出ないようにします。感染を防ぐため、感染症の専門医が監修してゾーニングという使用範囲の限定を厳密に行います。

【問】安全面の管理はどのようなルールで行うのか?

【答】厚生労働省のマニュアルを踏まえ、感染症の専門家に現地で実際に立ち 会っていただき指導を受けた上で使用範囲や管理体制を構築します。患者は施設の外を出歩くの 。
患者は基本的に宿舎の部屋の中で生活します。時間を限定して部屋から出ることもあり得ますが、患者の行動は宿舎「 あかまつ」のウッドデッキ部分に限定します。

【問】患者の行動範囲を 限定しても空気で感染するのではないか?

【答】厚生労働省はこれまでの感染状況を見ても「 空気感染」は起きていないと考えられると発表しています。患者と近距離で密に接することがなければ感染リスクは基本的にありません。

【問】宿舎「あかまつ」の前の市道は通行可能か?

【答】感染症の専門医の助言を踏まえて検討しますが、通行可能となる見込みで す。

【問】「あかまつ 」前の道路を通るだけで感染するのではないか?

【答】上記の通り 、空気感染は起きていないので、通るだけでの感染リスクは基本的にありません。

【問】患者が食事の買い出し等に行くことはないのか?

【答】食事は県が提供するので、患者が買い出しに行くということはありません。行動範囲も上記の通り、「あかまつ 」のウッドデッキ部分のみです。

【問】患者 が施設以外を出歩かないルールはどうなっているか?

【答】範囲を区切り、施設外へ出ないことに同意した患者のみの受け入れとなり ます。万が一の重症化の恐れもあることから患者が出歩く可能性は基本的にはないと考えますが、スタッフも24時間施設内に待機して安全を確保します。

【問】患者に目印は付けられるのか?
【答】地域の説明会でもご要望をいただきましたので、人権面に配慮した上で 何らかの対応ができるよう専門家と協議を行います。

【問】何人ほどの患者を受け入れるのか?

【答】宿舎「あかまつ」には合計36部屋宿泊可能な個室があるので、最大受け入れ人数は36名となります。しかし 、現在の病床数と患者数を踏まえると、当面は数名のみの受け入れとなります。

【問】市民以外の患者を受け入れるのか。つくば市民の方を中心に受け入れを行いますが、つくば保健所管内の患者などの調整を県が行っており、どの患者が入 所するかについては県が決定します。

【問】いつから患者を受け入れるのか?
【答】茨城県知事は4月6日の記者会見で、その週のうちに県内4施設のいずれかで受け入れを開始すると説明しています。
(4月9日追記)その後、翌週に豊里ゆかりの森へ受け入れを開始する見込みとなっ ています。

【問】どのような患者が利用するのか?

【答】新型コロナウイルスについて陽性となっている患者のうち、軽症や無症状の患者や、軽症以上であったが回復した患者について、検査で陰性となり入院が可能となるまでの期間を想定しています。

【問】受け入れが始まる前に情報共有があるのか?

【答】個人情報に配慮した上で、受け入れが確定したら人数を迅速に区会・保育園にお伝えします。

【問】患者の家族等は面会等で出入りしないのか?

【答】家族等は面会等で出入りすることはありません。

【問】豊里ゆかりの森はいつまで受け入れ施設となるのか?
【答】現時点では明確に受け入れ施設としての使用の期間を区切ることはできませんが、他の施設で十分な受け入れができる体制が整った際には患者はそれらの施設に移ることを想定しています。

【問】受け入れによって地域のこどもたちが学校等で差別を受けることがないようにしてほしい。

【答】差別は決して許されることではありません。学校での指導を徹底します。 また、どのような患者が来るかは県による決定ですので未定ですが、県内においても他者の生命を守るために医療従事や介護従事の過程で感染した患者も多数います。患者やその家族に対しても決して偏見や差別が生まれないように、市とし ても周知徹底を行っていきます。

【問】県と市はどのような体制で受け入れを行うの か。

【答】県が施設の運営責任者や保健師等の職員を配置するとともに、市からも保健師等を配置します。保健師が交代により24時間体制で管理を行います。患者の容態が急変した際には医師が呼び出しに応じて即座に駆けつけられる体制をとり ます。

【問】日本財団がつくば市に9000床の病床の患者受け入れ施設を作るという報道を見たが、日本財団 の施設で十分ではないのか?

【答】日本財団の4月 3日 の記者会見によると、つくば市での施設は日本財団が市内に保有する研究施設跡地の建物を解体して7月末までに9000床の受け入れ施設を整備する構想のようです。日本財団からつくば市への説明はまだありませんので詳細はまだ不明ですが、7月末までの整備スケジュールであり完成までに一定の時間を要してしまいますが、茨城県内での病床不足は現在の喫緊の課題であり、公共施設の活用等により即座に受け入れ施設を確保することが必要となっています。また、日本財団の構想は9000床の患者に対応するための医療スタッフの確保や、広域からの患者の移送といった課題があり現実可能性を検証する必要があります。


畔際の処理機で作業。

2020年04月10日 | 農作業

コンクリートの畔脇はどうしても残ってしまうが畔際の処理機をロータリーにセットすると綺麗に起こせます。

良く出来てるなぁ。人力でやったら一日を要するが、アッという間に作業完了。

この通りスカッと起こせます


日本財団の受け入れ施設について。

2020年04月10日 | 地域のこと

日本財団の構想について様々な意見が出ている。オーバーシュートなど万が一を想定し、日本財団が独自提案したもの。財源から実現性はあると思いますが厚生省や自治体の許可なく進めることは難しい。つくば市には事前の連絡や調整はなかったので驚きもしましたが、つくば市にとっては極めて大きな影響のある発表内容であり、日本財団からの情報収集を進めているところです。このことから国内において危機意識が高まり、ホテル事業者による理解が高まったことと感じます。

写真はつくば市内の構想敷地入口です。

4月3日、日本財団がつくば市の研究施設跡地での9000床の受け入れ施設の建設計画を発表しました。日本財団の構想について、つくば市には事前の連絡や調整はなかったので驚きもしましたが、つくば市にとっては極めて大きな影響のある発表内容であり、日本財団からの情報収集を進めているところです。
このような大規模な受け入れ施設を作るには住民の理解は不可欠です。日本財団の研究施設跡地には建物が残っており、記者会見では建物を取り壊して新たな施設を7月末までに整備するということでしたが、どうしても一定の時間が掛かってしまいます。9000床の施設へ他地域の患者や医療従事者をつくば市へ移送するということにも課題もあります。
私は決してこのような施設が日本として不要とは思っていませんが、医療崩壊を防ぐためには今すぐできる取り組みがより必要と考えています。自治体のコロナ対応は休日もなく24時間であり、私を含めて市役所中のリソースを集中させている現在、大規模な受け入れ施設について住民の理解を得ていくためのプロセス構築は極めて困難です。そして、住民合意なしに市民生活に大きな影響を与える可能性がある施設に対して現時点で賛否を表明する状況ではないと考えています。

市長FB引用。


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