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ホテル

2006-02-17 09:02:08 | ビジネス
昨日、函館から帰ってきたのだが、
函館のスタッフとの会話で「東横○○」の話になった。

函館地区にも朝市の近くと大門地区と2箇所あるのだが、
どちらも、築5年以内くらいで、また駅前周辺なので気にはなっていた。

やはり、函館の建物も建築違反をしていたらしい。

建築士として、経営者として言わせてもらえれば、「法規内で身障者にも経営効率的にもクリアできるプランニングが出来なかったのだろうか?」
ということである。

弊社のホテルは今年で築3年目に入ろうとしているが、ハートビル法が適用になる規模の大きさではないのだが、これからのホテルは身障者にやさしい建物ではなければならないとの考えで、ハートビル法にほぼ対応できる施設にしているのです。

2階のフロアはフロントがあり、レストランでの食事は車椅子のままで出来るように、そしてトイレは介護者も連れ立って入れるようなスペースに、寝室は段差なしで、また、浴室は寝室の向かいの大浴場にこれも車椅子で中まで入れるようにしてあるのです。万が一があった場合はすぐフロントから駆けつけることが可能にしています。
http://www.kumagera.ne.jp/ogaco/hotel/

要は、経営者の考え方が建築物に反映されるのです。耐震偽造もこれからどのようになっていくかわからないが、もしデベロッパーの社長が、「構造だけはコストダウンを考えないで強固に頼むよ」とか、「丈夫で耐久性がある建物を頼むよ」などといったことを設計事務所やゼネコンに自分のポリシーを伝えたならば間違いなくあの事件は起きなかったということである。

また、なぜ建築士があのようなことをおこすのか?自分の仕事にプライドを持っていたならば、頼まれたにしても絶対に断らなければいけないと思うのだが。

建築士としてのプライドと情熱を持って、これからも自分は仕事をしていきたいと、この頃の事件を見てそう思うのです。