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現状確認

2007-09-20 19:21:38 | ビジネス
 昨日は大雨の洪水で被害に遭われた阿仁前田地区のOB客の住宅を訪ねた。

 3年前に建てられたお客様でスキップフロアのある洒落た住宅なのだが、やはり被害に遭っていた。

 現場にやっとのことで到着したのだが、現場に着くなり唖然とした。

 半地下になっている車庫には窓ガラスが割れ泥が奥まで入り、電動シャッターは壊れていた。

 1階部分になる、玄関ホール、寝室、洗面化粧台、浴室、トイレは腰高の高さまで浸水した跡があり、内部の造作、建具は破損の箇所がいくつも見うけられた。

 

 やはり私にとって手のかけた住宅というのは、お引渡しの際には手塩をかけた娘を嫁がせるようなものでかなり思いが入っている。

 それがこのようになってしまって姿を見てしまうと・・・・。

 お客様に話しかけなければいけないのだが言葉が出ない。

 しばらくは身動きが出来なかった・・・・。



 後に我に返り、破損箇所や点検を行ったのだが、幸いに構造箇所に損傷は見受けられなかった。

 洪水の当日、奥様と2人の子供は(ご主人は夜勤)避難勧告が出され逃げようとしたが既に遅く、水の流れが強くて家から出ることができなかったそうだ。

 家の中二階になる居間に3人でいたそうだが、2方向からの川の水が住宅の場所で合流し大きな渦を巻いていたそうだ。

 「流されてきた大きな木などが家にぶつかる度にゆれていた。」との話しを奥様から聞かされたのだが、想像しただけでもかなりの恐怖であったに違いない。



 そのような衝撃にあっても、基礎や外壁に損傷が全くといっていいほど無かったのは現代の住宅が構造がしっかりしている証拠ではないだろうか。

 ホールダウンをはじめとする金物類、構造パネルなどの使用により強度が増しているのは確かなのである。

 今回の住宅はスキップフロアだったので、構造計算により基礎の壁厚が一般の住宅より厚かったのも幸いした。

 被害に遭われて大変気の毒なのですが、被害を最小限に食止められたのは本当に良かったと思っています。


 これから、復旧にあたらなければなりませんが、最大の努力をして出来るだけ元に近い形になるよう対応させていただきます。

 がんばってください。