浦添市と中城村北中城村清掃事務組合は、ほぼ同時期に溶融炉を整備しています。そして、ほぼ同時期にごみ処理計画を改正しています。
そして、どちらのごみ処理計画も沖縄県廃棄物処理計画を上位計画として策定されています。
しかし、浦添市は溶融炉の長寿命化を行っていますが中城村北中城村清掃事務組合は溶融炉を休止(実質的には廃止)しています。
浦添市のごみ処理計画は国の計画や県の計画に即して策定されていますが、中城村北中城村清掃事務組合のごみ処理計画は国の計画や県の計画には適合しない計画になっています。しかし、表向きは県の計画に即して策定した計画になっています。
果たして、中城村や北中城村の住民、そして議会は行政が策定したこのような一般人にはとても分かりにくいごみ処理計画に対して、どこまで理解しているのでしょうか?
※平成25年度における浦添市の住民1人当たりのごみ処理費は年間約8,500円(本島の平均は年間約8,200円)ですが中城村北中城村清掃事務組合(中城村と北中城村)のごみ処理費は住民1人当たり約15,000円で、本島の市町村の中では突出してごみ処理費の高い市町村です。そして、浦添市は溶融炉を長寿命化していますが中城村北中城村清掃事務組合は溶融炉の「運転経費が多額」という理由(補助金適正化法に違反している不適正な理由)で溶融炉を休止しています。そのため、中城村北中城村清掃事務組合は国の財政的援助が受けられない状態になっています。