「0歳児ステーションおむすび」~てをむすび、こころをむすんで、いっしょに子育てしましょう!~日野市0歳児一時保育

日野の高幡不動の一時保育「0歳児ステーションおむすび」はリフレッシュしたいパパママの味方!日々の保育の様子を綴っています

自分で食べようとする大切さ

2008年08月18日 | 保育のヒント

9か月~11か月くらいになると上下の歯ぐきで

  やや硬めの食べ物を、すりつぶして飲みこめるように

  なってきます。                 

   ハイハイや伝い歩きなど、運動量が増え、食欲も旺盛になります。

  手や指の動きも活発になり、小さな物を指先でつかめる

  ようになり、手づかみ食べや、遊び食べがさかんになってきます。

                 

 「遊び食べや手づかみ食べ」は、ママにとっては、

    お行儀が悪く見え、散らかったり、せっかく作ったものを

    ちゃんと食べてくれないといった、マイナス面でつい

    見てしまいますが、これを十分体験しなかった赤ちゃんは、

    ”自分では手を出さない”、”口に入れるのを待っている”などの

    行動がみられ、自分で食べる、「自食」への移行がスムーズに

    いかないこともあるそうです。         

                  

  赤ちゃんはぐちゃぐちゃにぎったり、こすりつけたり、

    わざとテーブルから落としたりするかもしれませんが、

    こぼしたり汚したりするのは、成長の過程だととらえて

    下にシートを敷くなど対策を万全にし、赤ちゃんのおなかに

    入れたい分は、手の届かないところに置いて、確保し、

    赤ちゃんの前には、空のお皿やスプーンを置きます。

                     

  手づかみ出来るものは、少しずつお皿の中に入れてあげ

   赤ちゃんが自分で手づかみで食べるようにします。

   ご飯が食べられるのなら、一口大のおにぎりにしてあげるとか、

   野菜類も、歯ぐきでつぶせる硬さで、手で持てるおおきさにする、

   前歯でかじりとれるように、細長くカットできるもの(パン、ポテト、

   にんじんなど)はカットするなど、自分でできるようなかたちに

   してあげるといいですね!

                 

  あと、「手づかみ食べ」で気をつけたいのが、まだ口に入れたものが

   入っているのに、次々つめこんでしまうことです。

   良くかまずに飲み込むことにもなり、胃腸に負担がかかりますし、

   飲みこめなければ、口から出すなどし、上手な食べ方も

   身に付きません。ひとくちずつの適量を口に入れ、

   舌でかきまわしながらよくかみ、飲み込むという、

   咀嚼(そしゃく)ができるようになることが、離乳食期の完了とともに

   目標となることです。

   「まだ、お口にはいっているよ。ごっくんしてから、いれようね。」

   など声をかけながら、適量を教えていってあげましょう。

                

  汁物や、とろみのある物などは、合間に、タイミングを見て

   ママがスプーンで、 お口に入れてあげます。

   赤ちゃんはスプーンを握り持ちし、空のお皿に入れ、

   かちゃかちゃさせるだけでも、自分で食べている気分に

   なります。ちからのコントロールができるようになり、

   スプーンの持ち方が安定してきたら、赤ちゃんがもっている

   ところにママが手を添え 食べ物をすくったり、お口までもっていく

   などすると、少しづつスプーンの使い方もわかってきます。

   でも、その時に、手を添えるのをいやがったりすることも

    あるので、その場合は無理強いしないようにしましょう。

  おおげさに言うと、ママにやってもらっているのを感じさせない

  、まるで自分で全部食べてしまったかのような感覚で食べ終わると、

   赤ちゃんも、おいしく、楽しく、大満足してくれるのです!

                 

   遊び食べは、遊んでいても食べ物を口に入れ食べていれば

   やめさせることはないのですが、まったく食べずに

   遊ぶだけなら、きりあげてもよいでしょう。

 

  ママがおいしそうに食べていると、赤ちゃんは、ほしがります。

  食べさせることだけに一生懸命になりすぎず、時には、

  一緒に食べたりしてみるのもいいかもしれませんね!

  食べることは、楽しいと思えることが、

                自分で食べることにつながっていくのですね。