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二週間振りの森は、もう夏

13 May 2012

 先週の撮影・更新を休みましたので二週間振りの森歩きとなりましたが、変化のテンポの速いこの時期故に、森の様子は先々週と大きく変わっていました。


 森の緑がすっかり濃くなり、雑木林の中もうす暗くなってしまいました。すみよしの森のトトロの切通しも濃い緑に覆われて来ましたが、うす暗くなった切通しのところどころに落ちる木漏れ日はもう夏の強い光でした。


 春先に咲くたくさんの花が終わると次は初夏の花。春の花よりは種類が少ないですがそれでも次々に楽しませてくれます。これは庭石菖(ニワゼキショウ)。「菖」の文字からわかる通りアヤメ科ですが、草丈はせいぜい15cm程度の小さな菖蒲です。アメリカ合衆国南部が原産とのこと。


 雑木林の中で、吊花(つりばな。ニシキギ属の落葉低木)が、地味だけれど愛らしい花を咲かせていました。名前の通り細い柄の先に小さな花がぶら下がり、じっとしていてはくれない写真家泣かせの花です。


 二つの小さな花の後は、葉も花も飛び切り大きなホオノキです。写真はなるせの森の「風の広場」に(おそらく)植栽されたものですが、辺り一面に良い香りを漂わせていました。

 このページで紹介しきれない写真はblogの方に掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。
Blog:郷秋<Gauche>の独り言
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html

お詫び:上記のblog及びFacebookで「いつもは正確な描写を心がけている「恩田の森Now」の写真ですが、今日は、ほんのり淡い感じの画像処理を施してみました。浦々と長閑な春をお楽しみ頂ければ幸いです。」とお知らせいたしましたのは4月15日のことで、今回掲載分はそのような加工はいたしておません。お詫びとともに訂正いたします。

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