麦秋とは、麦が実り色づく頃を稲穂が色づく秋に例えた言葉。「ばくしゅう」と読み俳句の世界では初夏の季語となっております。「麦の秋」と云う事もあります。
そんな麦秋を迎えた森の様子をご覧にただけたら嬉しいです。
代替わりして以降、耕作されていなかった畑を地域の方が借り受けサツマイモの植え付けの準備をしておりました。このような形ででも畑地が守られるのであれば良い事だし、都市近郊の農地のこれからのあり方と云えるでしょうか。
すみよしの森の農家の庭先で咲いていた八重咲きの柏葉紫陽花(かしわばあじさい)。北米大陸東南部原産の外来種です。
畑の隅で咲いていた虫取撫子(むしとりなでしこ。ナデシコ科マンテマ属。欧州原産)。葉の付け根辺りから粘液を出し、受粉をせず蜜だけを盗みに茎を登って来る蟻を捕まえますが、消化吸収する食虫植物ではありません。
都県境の尾根道脇の「風の広場」で咲いていた紫式部(むらさきしきぶ。シソ科ムラサキシキブ属)。秋に美しく実った果実を愛でることはあっても、この地味な花を愛でる方は少ないかも知れませんね。
散歩道の入り口で迎えてくれる熊野水木の花。
今年も出会えた一薬草(いちやくそう。ツツジ科イチヤクソウ属)。
そして今日の最後に、麦秋の一枚。
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