田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

田舎町で雨音をきき、旧友を思い、小説を書いている。 麻屋与志夫

2018-07-07 05:00:22 | ブログ
7月7日 Sat.

●雨音で夜半目を覚ます。菊水のゴールド缶を飲んで寝た。おかげで、熟睡。こんなところにも老いが現れている。三時間以上はつづけて寝られない。

●別に、寝られないからと言って、困ることはない。起きたトタンにPCに向かう。机の脇の折りたたみ式の簡易ベッドに寝ているから、むっくりと起き上がってパソコンに向かうまでの行為には数秒しか、かからない。起きてすぐKさんのブログを読む。昔からの友だちでいろいろと世話になっている。元気でやっている様子がわかるのでたのしい。

●前にいちど彼に読んでもらった作品を書き継いでいる。「宇都宮餃子VS関西タコ焼」だ。

●あと一息。最後の追い込み。a final push。諸々訳語はあるが、これが好きだ。この最後の一押しが、わたしにはいつも欠けている。書きだしはかなり工夫するが、さいごがどうしても力不足で、ピリッとこない。キラリと光るような終章が書けない。大沢在昌なんか上手いんだよな。

●雨音が強くなる。田舎暮らしのたのしさは隣近所に降る雨の音を聞き分けられる。こんなことは都会では味わえないモノ――トタン屋根、瓦屋根。ベランダ。デッキ。庭の土の上に降る雨音のやさしさ。

●都会ではゴールデン街を友だち飲んで歩いて、ママさんに借りた破れ傘に降る雨音。「ボロ傘だから帰しに来なくていいよ。アンタはまた飲みに来てね」

●店の名前も、ママの顔も、いっしょに飲んだ友だち、だれだったろう、忘れてしまっている。それなのに悲しく、セッなく聞こえた雨音だけは……思い出している。

●竹書房を興した野口だったろうか。ジブリにいた松元力。あるいは冒頭にあげたKさん。左近さん。青木だったかな。必死で昔の友だちの名前をおもいだそうとしている。

●実名を失礼とは思うがあげた。鬼籍? にいる友だちだけは実名をあげてみたが、まだ存命だったらゴメンナサイ。

●まだ雨は降りやんでいません。

●これから一仕事します。雨音を朋からの励ましの言葉と聞きながら。


  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。


にほんブログ村