田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

42second street希望の夕日 麻屋与志夫

2021-06-20 06:14:24 | ブログ
6月20日 日曜日

先週。NHKの番組プレミアムカフェ。
世界で一番美しい瞬間(とき) 希望の夕日 想い(おもい)こめるとき アメリカ ニューヨーク(2014年)“マンハッタンへンジ”。摩天楼のわずかな隙間から夕日が美しく輝いて見える一瞬の物語。――をみた。

夕日を見るのは好きだ。
代官山のオープンカフェから見た夕日も美しかった。
カフェの名前は忘れてしまったのに、あの夕空の大夕焼けの色、空が刻々と紅色の色調を変えていくのを眺めた感動は忘れない。
妻と興奮冷めやらぬまま、渋谷まで歩いてしまった。

猫好きの妻と谷中銀座の「夕焼けだんだん」にでかけたことがあった。
妻とたい焼きを食べながら街を歩いた。
日本の古い商店街がそのまま残っていた。
妻は猫の写真を楽しそうにとっていた。
夕焼けの時間まではいられなかった。
このときも、日暮里駅に出ないで、上野公園を通った。
ホームレスの人たちのための「炊き出し」をしているのを目撃した。

いまでは、あれほど長く散策することはできないだろうな。
それどころか、わが街の東側の台地、旧市街よりかなり高い場所に発展した新興住宅地。
晃望台まで行くことすらできない。
晃望台から東の足尾山系に沈む夕日。
これもまた美しい夕焼けだ。
Buildingがないから広大な、凄まじい夕焼け空を見ることができる。

クジラを横割りにしたような夕日とその時の感動を書いた。
なんて無粋な表現だろうと反省したものだった。

二階の書斎から、梅雨の合間の、せめて朝焼けでも見ようと早くおきたのだが曇り空だ。
雨がやんだら、夕暮れ時、ベニマルまで妻と買い出しに行こう。
うまくいけば、ささやかな夕焼けがみられるかもしれない。

いまのわたしは原稿依頼もないのに、わずかな希望の灯をともして小説を書きつづけている。
昔見た美しい風景や、友だちとの交流を思い浮かべながら密閉空間でがんばっている。

年寄りの冷や水と感じた。




麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。

カクヨムサイトはこちら

 

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。