田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

老いは引算の世界 麻屋与志夫

2023-07-20 10:43:51 | わが家のニーユス
7月20日 木曜日
額の傷はだいぶ良くなりました。
傷はあまり長くガーゼなどで覆っておくより風にさらしたほうが治りが早い。
そのとおりにしたところ、だいぶ乾いてきた。

かさぶたになった。
でもフルシチョフのような痣はのこるだろうな。
昭和に人気のあった市川右太衛門の旗本退屈男。
この向こう傷が目に入らないか。となるでしょう。

このところ、山際の西の部屋で午睡をとっている。
いや、朝早く起きるので午前中から横にになることがある。

老いは引き算の世界に身をおくことになる。
いままで出来ていたことが日増しに無理となってくる。

このごろ、家の中でもよろけるようになった。
転んで怪我をしたことを脳がおぼえてしまったのだろうか。
悲しくなる。

わが家で一番元気なのはルナだ。
あいかわらず家の中をすみずみまで狩りをしている。
なかなか獲物に会えないのがかわいそうだ。
このブログはきわめて個人的なことを書きますが、遠く離れている子どもや孫たちが読むので近況報告というかたちになることがしばしばてす。
ご容赦ください。

でも、卒寿を過ぎたGGの生態がわかってくれたらとおもっています。
そして、身内で、ご近所でそうした老人がいたら励ましてあげてください。

でも、後ろからは声をかけないでください。
急にふりむこうとするとよろけて、転ぶ可能性があります。
とくに杖に頼って歩いている老人には注意してあげてください。

過日わたしが転倒した時には、雨の降る中。
妻が低いアルミ製の脚立をもってきてくれて、それに助けられて起き上がりました。
妻の力ではわたしを起こすことは出来ませんでした。
妻がもどってくる間、大地に両手をつき雨に濡れ誰にも見られていないでよかった。

こんな醜態、これがあの麻屋与志夫だと見られたくはなかった。

わたしの一生は悪魔にみいられているようなもので、こんどこそうまくいきそうだと思うと、
すべての事象において、陰りが差してしまう。

そういうことのくりかえしで今日にいたっている。
哀しい。

さて、疲れました。
横になって山の竹林で鳴く鶯の声をきく幸せに身をゆだねようかな。



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