田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

枯れ葉筏。麻屋与志夫

2023-11-22 13:45:24 | わが家のニーユス
11月22日 水曜日
近所のツタにおおわれた空き家。
おおきなかさなりあった緑の葉が枯れ落ちた。
赤い卵がたの実がみえる。
葉陰になっていたので目に留まらなかったのだ。
烏瓜だった。
赤い色調を目の隅にとどめたまま歩をすすめる。
歩道は黄金色。
イチョウの落葉がはじまっていた。
母校の庭でもイチョウの葉が舞っていた。
この季節は野山は刻々と冬支度。
日々、かわりゆく草木の色を楽しむことが出来るから好きだ。
側溝を茶色の落ち葉が重なるようにしてながれていった。
枯れ葉筏。
花筏というきれいな言葉がある。
枯れ葉筏という言葉があってもいいのではないか。
そんなことを考えながら歩いていると道端の農家で白いネギをならべて売っていた。
一束100えん。
缶詰の空き缶で銀貨が光っていた。


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