田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

忘れられた作家から読まれる作家へ――。 麻屋与志夫

2013-11-03 10:22:47 | ブログ
11月3日 日曜日

●「長生きのコツ」と前回のブログに書くようでは、やっぱりGGですよね。GGは20年……ほど忘れられていた作家でした。

●忘れられていた。それは外側のこと。心の内では、作家でありつづけて来ました。一日たりとも原稿を、まぁ――わたしの場合はほとんど小説。ときどき随筆、詩、俳句といったところですがね。夢中で書きつづけて来ました。

●死んだ女より 
 もっと哀れなのは 忘れられた女です

マリ―・ローランサンの「鎮静剤」のラストです。

●長いこと、忘れられた作家でありつづけたわたしには、この詩のかもしだす哀愁がよくわかります。文学活動を再開して、東京の友だちに会い刺激をうけています。わたしは、ひさしぶりで会う友だちに「前日光高原で冬眠していました」などとシラッと言っていますが、そんななまやさしい言葉で表現できる状態ではありませんでした。何度も死の誘惑に駆られました。

●忘れられた作家の悲しみをいま書きだそうとしています。「歌を忘れた鶏」と題だけは決まっています。カナリヤではありません。カナリヤのように綺麗な声では歌えません。それにGGは酉年です。自嘲と悲哀をこめてこれから書きだそうとしている「歌を忘れた鶏」にご期待下さい。

●それから「ミラボー橋」てはありませんが、半世紀も前に故郷に戻って彼女ができました。いまのカミサンです。ふたりして渡った黒川にかかる府中橋。わたしたちはよくこの橋の途中に佇み未来を語り合ったものでした。いま、あの過去の未来に生きていることになります。

●忘れられた作家で終わりたくない。そうした想念を古くからの文学の友Kさんが受け止めてくれました。これはもう書いて書いて書きまくるほか、友情に報いるすべはないとおもいます。

●忘れられた作家から、読まれる作家。読者に愛される作家になるためにがんばります。

●Kさんの作品とわたしの作品は「角川ブックウォーカー惑惑星」で読めます。よろしく、おねがいします。8日にはGGの「中禅寺湖畔」も載ります。

●それからもう一つ。府中橋がミラボー橋のように有名になるような作品も書きたいとはっきっています。これはムリでしょうね。でも、あきらめません。老骨に鞭打ちがんばりますね。





 今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。



にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへにほんブログ村


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無題 (種吉)
2013-11-03 11:46:28
楽しみにしています。
がんばってくださいね。
返信する
Unknown (麻屋)
2013-11-06 06:31:29
寒くなってきましね。

コタツで原稿をかいています。

もう何年くらい、ここでがんばっているのだろうなぁ。

種吉さんとはじめて会話をかわしたのもこでしたよね。

歳月人を待たずですね。
返信する

コメントを投稿