田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ブラッキが老衰です。 麻屋与志夫

2014-06-19 14:44:41 | ブログ
6月19日 木曜日

●ブラッキが弱ってしまった。

食欲がない。

この梅雨時のためだろくらいに軽くかんがえていた。

どうもそうではないらしい。

●老衰だろう。

猫の年齢を人間の年齢に換算するのは、

あまり感心しないのだが。

推定90歳くらいになる。

●こころぼそいのか。

わたしのソバをはなれない。

わたしの膝でしんでいった先代の飼い猫、

ミユのことを思いだした。

●ブラッキがわたしの膝でしんでいく日が間近にやってくる。

こんな予感はあたらないほうがいい。

もう、猫の世話をするのはわたしたち夫婦にはむりだ。

●「おまえが、ブラッキおれの、最後の肉食系彼女なんだから、いますこしがんばってな」

●わたしの、小説家としてあまりに不幸だった、

魔の歳月をともにしたブラッキ。

●これから天辺めざす。おれを見とどけてくれよ。




平安の昔より続く「九尾(吸美)族VS人狼」の怨念の戦いが今蘇る。勝利して月に吠えるのは、どっちだ!

猫の動きから「人狼(じんろう)」の出現を予感していた一人の老人がいた。老人の予感通り人狼が出現し、民族学者の石裂(おざく)は争いの渦にまきこまれていく。那須野を舞台に展開する千年越しの怨念の戦い。勇猛果敢な妻は「あなたのことは、わたしが守る」といい、長女の祥代は「お父さんのことは、見捨てないから」といってナギナタをふるって人狼の群れに斬りこんでいく。那須野ガ原の『玉藻狩り絵巻』さながらの戦いが妻の故郷で勃発したのだ。平安から連綿と続く「都市伝説」は平成の世にも生きていた!痛快無比の壮絶な戦いの幕が、ここに切って落とされた――。

●角川ブックウォーカー惑惑星文庫で検索してください。
 はじめの4ページくらいは立ち読みコーナーがあって気軽に読めますよ。
 ブログとは違ったGGの小説の文章を読んでみてください。



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