田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

Pity is akin to love. 「あわれみは恋に近い」   麻屋与志夫

2014-12-24 08:05:58 | ブログ
12月24日 水曜日

Pity is akin to love.

●「可哀想だに惚れたってことよ」と漱石の「三四郎」にはでています。

日本の俗謡、どどいつ調に訳されています。

●みなさんで、じぶんにいちばんしっくりくる訳を考えてみてください。

問題はこのakinをどう訳すかにあります。

akinは同族、血族などと言う意味もあります。

「あわれみは恋に近い」なんて訳が、辞書にはでています。

さあ、あなたならどんな訳をつけるでしょうね。

●ヴィルヘルム・ハンマースホイという画家の後ろ姿の女性を描いた絵があります。

うなじから背中にかけて、なんとも頼りないさびしそうな抒情をかもしだしています。

これだな、とわたしはその絵をみたときにpityという単語に、

感情移入をすることができました。

えりあしにほつれた髪。

なんというはかなさ、心細さ。

ひどく心をうたれました。

●pityをこんなふうに理解できればakinという単語の意味も、

なんとなく理解できると思います。

●はかなそうな、

哀しそうな女の子に今は、

魅かれるということはないのでしょうか。

わたしなどは、

いい歳をして、

竹久夢二の、

すこし首を傾げた大正ロマンの女性にいまでも魅かれます。


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