12月8日 月曜日
●昭和16年12月8日。
云わずと知れた真珠湾攻撃の日である。
この朝から、決して明けることのない暗い時代が始まったのだ。
わたしは、小学校2年生。
なにが起きたのかさっぱりわからなかった。
ただ、大人たちが興奮していたのを覚えている。
●過日、戦争中の小学生の生活。
というthemeで出身校に話しにいったことがある。
子どもたちには、あまり反響はなかった。
いくら語り伝えても、実感としての戦時中の小学生の生活は理解されないだろう。
むしろ、家庭で、
オジイチャンやお婆ちゃんが、
子どもや孫に伝えるべきことのような気がした。
公の場での話よりも、家庭で語り継ぐべきことのようだ。
何処の家でも、だれかこの戦争の犠牲者がいるだろうから。
●カミサンの家は代々木初台にあった。
もちろん、戦災で全て灰となってしまった。
カミサンの性格を形成しているのは疎開児童としての不安感だ。
幼児のトラウマからまだ回復していない。
彼女の心の中では、
戦争はまだおわっていないのだ。
●新しい街に越して来た時の不安感が一番深く心に残っている。
いまだに、新しい街に行くことには戸惑いがある。
旅行はあまり好きではない。
街を歩いていても、
迷子になるのではないかと恐れる。
●太平洋戦争の始まった日。
その朝。
今日も朝から冷え込んでいる。
日本経済新聞出版社刊。
親友香取俊介氏の作品です。わたしはいま再再読しています。
おもしろいですよ。いろいろな読み方のできる懐の広い作品です。
学生には、道徳の書としても読めると思います。
各紙の書評欄で好評です。ぜひご高読下さい。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
皆さんの応援でがんばっています。
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●昭和16年12月8日。
云わずと知れた真珠湾攻撃の日である。
この朝から、決して明けることのない暗い時代が始まったのだ。
わたしは、小学校2年生。
なにが起きたのかさっぱりわからなかった。
ただ、大人たちが興奮していたのを覚えている。
●過日、戦争中の小学生の生活。
というthemeで出身校に話しにいったことがある。
子どもたちには、あまり反響はなかった。
いくら語り伝えても、実感としての戦時中の小学生の生活は理解されないだろう。
むしろ、家庭で、
オジイチャンやお婆ちゃんが、
子どもや孫に伝えるべきことのような気がした。
公の場での話よりも、家庭で語り継ぐべきことのようだ。
何処の家でも、だれかこの戦争の犠牲者がいるだろうから。
●カミサンの家は代々木初台にあった。
もちろん、戦災で全て灰となってしまった。
カミサンの性格を形成しているのは疎開児童としての不安感だ。
幼児のトラウマからまだ回復していない。
彼女の心の中では、
戦争はまだおわっていないのだ。
●新しい街に越して来た時の不安感が一番深く心に残っている。
いまだに、新しい街に行くことには戸惑いがある。
旅行はあまり好きではない。
街を歩いていても、
迷子になるのではないかと恐れる。
●太平洋戦争の始まった日。
その朝。
今日も朝から冷え込んでいる。
日本経済新聞出版社刊。
親友香取俊介氏の作品です。わたしはいま再再読しています。
おもしろいですよ。いろいろな読み方のできる懐の広い作品です。
学生には、道徳の書としても読めると思います。
各紙の書評欄で好評です。ぜひご高読下さい。
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