田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

愛しあっていても、死ぬときは別々だ。 麻屋与志夫

2014-12-18 08:16:42 | ブログ
12月18日 木曜日

●昨日は、昼ごろ買い物に出た。

一人だ。

カミサンがこの二カ月ほど風邪で外出はムリ。

空から粉雪が舞っていた。

寒かった。

コートの下にマフラーを巻いた。

それでも風が体温を奪っていく。

ヤオハンスーパーに入るとメガネが曇った。

●カミサンに渡されたメモを頼りに全て買い揃えた。

いつも、カミサンのお供で慣れている。

どの棚に、何があるかわかっている。

買いものはすぐに済んだ。

だが、店内を見回して愕然とした。

周りはお年寄りばかりだった。

それも男女どちらか、片方だけ。

どうみてもどちらかの伴侶がさきに死んでいるようすだ。

●どんなに、愛し合っている夫婦でも死ぬ時は別々だ。

●家の外まで帰って来た。

カミサンのぬくもりが感じられる。

●でも、ゴホン、ゴホンと咳をしている。

わたしは、その咳をききながら門扉を開けた。




日本経済新聞出版社刊。
親友香取俊介氏の作品です。わたしはいま再再読しています。
おもしろいですよ。いろいろな読み方のできる懐の広い作品です。
学生には、道徳の書としても読めると思います。
各紙の書評欄で好評です。ぜひご高読下さい。

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