田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

リリのお庭デビュー  麻屋与志夫

2015-04-23 07:12:44 | ブログ
4月23日 木曜日

リリのお庭デビュー

●ブラッキィが自由に外に出るのを見ている。
「アタシハドウシテダメナノ」
リリが顔をかしげてカミサンに訴えかけていた。
「もう、そろそろ庭に出してあげてもだいじょうぶよね」
外に出して帰ってこられなくなったら……と心配だった。
わが子となって直のころ。
不妊手術に連れていく途中で。
車や道路工事の騒音におどろき。
カミサンの腕の中からとびだした。
それっきり二日も帰ってこなかった。
行方不明のリリを探して歩いたときの悲しみは。
わたしたち猫バカ夫婦のトラウマとなっている。
もうあんな心配はしたくない。

●リリは春の大気をオモイッキリ吸った。
いきいきと庭を走りまわった。
近所に巨大猫がいる。
八キロくらいありそう。
リリがおそわれたらと……カミサンは取り越し苦労。
この心配は、子どもを公園デビューさせる親とまったく同じだ。
このあたりの、心配のしかたが、
愛猫家をして、
猫ちゃんを「わが子」とか、
「家の子」と呼ばせる所以なのだろう。

●リリはすっかり満足。
外を走りまわった疲れでスヤスヤ。
どんな夢路をたどっているのだろう。






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