ミツオは一度遠回りをして海上に出る。波の音と磯の香りに支配される。ヘッドライトを消した状態で海上から倉庫を観察する。人の気配があるのはこの倉庫だけだ。漆黒の闇の中、ライトが煌々と点いている。ミツオには、ベランダに出てタバコを吸う男達が見て取れた。手には短銃が握られている。何かしらの情報が届いているとミツオは思った。ご丁寧にアンドロイド型ロボットも警備についている。戦闘に特化したタイプに見える。これだけの装備がここに集まっているのは政府が、関与している証明でもあった。
無性にタバコが吸いたくなったが、ここで火を灯すわけにはいかない。意を決して視線をあげる。アクセル全開で、上空に高く跳ね上がった。
無性にタバコが吸いたくなったが、ここで火を灯すわけにはいかない。意を決して視線をあげる。アクセル全開で、上空に高く跳ね上がった。
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