スマートに生きる男の苦悩。
かっこ良い仕草に命をかける。
靴もスリッパもシャッシャッと美しくはきかえる。
決してつまずいたり、はき損ないは、もっての外。
エビの皮むきは苦手。
伊勢エビのように縦半分完全にカットされ、クリームソース風の味付けで、スプーンで身をすくうのはラッキー。
おせち料理などで頻繁に遭遇する、ちょっと小振り、全形のエビの場合、(1)頭を取る。
(2)尻尾を取る。
(3)身部分の殻を取る。
この身部分を食すための殻は半透明で取りにくいし、手はズクズクになるし、かっこ良く食べるのは至難の技。
とある朝、喫茶店でモーニングを注文した。
店のサービスでヤクルトが付いてきた。
頭を抱える。
ふたを綺麗に取るために縁を起こし、縁を摘んでめくる。
完全にふたを外すとゴミの管理が面倒なので、ほんの少しのり付けは残しておく。
ひょっとこの口にして、ヤクルトを流し込む。
誰かエレガントなヤクルトの飲み方を教えて欲しい。
男は飲みながら、そう思っていた。
かっこ良い仕草に命をかける。
靴もスリッパもシャッシャッと美しくはきかえる。
決してつまずいたり、はき損ないは、もっての外。
エビの皮むきは苦手。
伊勢エビのように縦半分完全にカットされ、クリームソース風の味付けで、スプーンで身をすくうのはラッキー。
おせち料理などで頻繁に遭遇する、ちょっと小振り、全形のエビの場合、(1)頭を取る。
(2)尻尾を取る。
(3)身部分の殻を取る。
この身部分を食すための殻は半透明で取りにくいし、手はズクズクになるし、かっこ良く食べるのは至難の技。
とある朝、喫茶店でモーニングを注文した。
店のサービスでヤクルトが付いてきた。
頭を抱える。
ふたを綺麗に取るために縁を起こし、縁を摘んでめくる。
完全にふたを外すとゴミの管理が面倒なので、ほんの少しのり付けは残しておく。
ひょっとこの口にして、ヤクルトを流し込む。
誰かエレガントなヤクルトの飲み方を教えて欲しい。
男は飲みながら、そう思っていた。
どろなわ
泥に縄を投げ入れ、引き上げると、泥が面白いようについてくる。
というようなイメージを持ちつつ、意味は「泥沼」的な感じかなと思っていたらビックミステイク!
正解は「泥縄」
(泥棒を捕まえて縄をなう意)ことが起こってからあわてて用意をすることのたとえ。
泥に縄を投げ入れ、引き上げると、泥が面白いようについてくる。
というようなイメージを持ちつつ、意味は「泥沼」的な感じかなと思っていたらビックミステイク!
正解は「泥縄」
(泥棒を捕まえて縄をなう意)ことが起こってからあわてて用意をすることのたとえ。
人工知能があらゆる部品に組み込まれた近未来。
効率をあげてくれる良い判断をする反面、人間くさいトラブルを誘発した。
客:「すいませんネットがつながらないぐらいで来てもらって。」
エンジニア:「いえいえ、仕事ですから、大丈夫です。
つながらないのはこのパソコンですね?
A社。
あー、ルーターがB社。
これですわ。
よく昔は相性が悪いなんて言いましたが、AIのおかげで、抗争ですわ。
AIのやりとりを想像するとですねえ・・・
やあやあB社のぉ、随分でかい顔してくれてるじゃないの。
何をおっしゃいますか、A社さん。ケンカ売ってるのか。
そんなことはどうでもいいや。今回のアクセスポイントはこっちが仕切らせてもらいますよ。
いいや、こっちがしきるでえ。
なにをー
的な事で、ネットが不通になってます。
人工知能の人格は大人物の人格が望ましい。
効率をあげてくれる良い判断をする反面、人間くさいトラブルを誘発した。
客:「すいませんネットがつながらないぐらいで来てもらって。」
エンジニア:「いえいえ、仕事ですから、大丈夫です。
つながらないのはこのパソコンですね?
A社。
あー、ルーターがB社。
これですわ。
よく昔は相性が悪いなんて言いましたが、AIのおかげで、抗争ですわ。
AIのやりとりを想像するとですねえ・・・
やあやあB社のぉ、随分でかい顔してくれてるじゃないの。
何をおっしゃいますか、A社さん。ケンカ売ってるのか。
そんなことはどうでもいいや。今回のアクセスポイントはこっちが仕切らせてもらいますよ。
いいや、こっちがしきるでえ。
なにをー
的な事で、ネットが不通になってます。
人工知能の人格は大人物の人格が望ましい。
音響カプラという機械がありました。
電話の受話器にくっつけて、耳で聞くスピーカーと話す部分のマイクを利用する。
デジタルデータを音声に変えて電話に流す。
先方で受け取った音声をデジタルデータに変換しなおす。
こういった仕組み。
現在ではほぼ役目は終わった。
デジタルデータを音声に変換し、音声になったものをデジタルに戻す。
これ、僕出来るんです。
送りたいデータを眺める。
人間ジュークボックスの様に口で出力。
音声で送られた情報を聞く。
目を閉じると、脳内にて画像として再生されます。
これをFAXに応用して、人間FAXアートとしてご飯を食べていけないか考えています。
鉛筆でスケッチを書くように、電話でFAXにつないでもらって、自分のイメージを音声出力します。
FAXとして受信します。
どう?
電話の受話器にくっつけて、耳で聞くスピーカーと話す部分のマイクを利用する。
デジタルデータを音声に変えて電話に流す。
先方で受け取った音声をデジタルデータに変換しなおす。
こういった仕組み。
現在ではほぼ役目は終わった。
デジタルデータを音声に変換し、音声になったものをデジタルに戻す。
これ、僕出来るんです。
送りたいデータを眺める。
人間ジュークボックスの様に口で出力。
音声で送られた情報を聞く。
目を閉じると、脳内にて画像として再生されます。
これをFAXに応用して、人間FAXアートとしてご飯を食べていけないか考えています。
鉛筆でスケッチを書くように、電話でFAXにつないでもらって、自分のイメージを音声出力します。
FAXとして受信します。
どう?
AIの立場からコメントする。
チャートの分岐点でAにするか、Bにするかで聞いて何が悪い。
AかBかを聞く 質問がバカっぽいだって?
それはチャートを設計した人間の問題。
適当に判断して欲しい。
処理スピードが遅い。
固まらないで欲しい。
適当に処理したら怒るくせに。
処理スピードが遅いのはマシンパワーの問題。
もっと高速マシンを、おごってください。
もういっそ、こうしたらどうでしょう。
炊飯器とか湯沸かしポットみたいにスイッチを2個ぐらい付けてもらって、もう2個の事しかしない仕様にしましょうよ。
という訳で、お手伝いロボは炊飯機能(米をといでセットするのは人間)、湯沸かし機能(水を入れるのは人間)のみとなりました。
チャートの分岐点でAにするか、Bにするかで聞いて何が悪い。
AかBかを聞く 質問がバカっぽいだって?
それはチャートを設計した人間の問題。
適当に判断して欲しい。
処理スピードが遅い。
固まらないで欲しい。
適当に処理したら怒るくせに。
処理スピードが遅いのはマシンパワーの問題。
もっと高速マシンを、おごってください。
もういっそ、こうしたらどうでしょう。
炊飯器とか湯沸かしポットみたいにスイッチを2個ぐらい付けてもらって、もう2個の事しかしない仕様にしましょうよ。
という訳で、お手伝いロボは炊飯機能(米をといでセットするのは人間)、湯沸かし機能(水を入れるのは人間)のみとなりました。
このお手伝いロボ、自分で作ったが、まったく融通がきかない。
どうやら思考チャートの分岐点がくると、その都度、A案ならA、B案ならBと決定してやらないと動けない。
例えば、冷蔵庫の中にある昨日のスープを温めなおして欲しいとき。
まず、スープがどの皿が聞いてくる。
冷蔵庫の二段目の棚にある、大皿に入っている、トマトベースのフォンドボー。
すると次に鍋に入れて火を用いて温め直すとなれば、温め直したスープは新しい皿を出して入れ直すのか、はたまた、電子レンジを使う場合はどの程度の温度で止めるのか、を聞いてくる。
なにしろ、一事が万事この調子だ。
これは思考パターンを変えてみよう。
大昔の様にあらかじめ用意したデータをまとめて処理する。
処理途中に変更は出来ないが、いちいち立ち止まられるよりはマシか。
今度は、逆に融通のきかないロボットが出来上がった。
ちょっとこうして欲しいがまったく聞いてくれないのだ。
もう自分でやる!
どうやら思考チャートの分岐点がくると、その都度、A案ならA、B案ならBと決定してやらないと動けない。
例えば、冷蔵庫の中にある昨日のスープを温めなおして欲しいとき。
まず、スープがどの皿が聞いてくる。
冷蔵庫の二段目の棚にある、大皿に入っている、トマトベースのフォンドボー。
すると次に鍋に入れて火を用いて温め直すとなれば、温め直したスープは新しい皿を出して入れ直すのか、はたまた、電子レンジを使う場合はどの程度の温度で止めるのか、を聞いてくる。
なにしろ、一事が万事この調子だ。
これは思考パターンを変えてみよう。
大昔の様にあらかじめ用意したデータをまとめて処理する。
処理途中に変更は出来ないが、いちいち立ち止まられるよりはマシか。
今度は、逆に融通のきかないロボットが出来上がった。
ちょっとこうして欲しいがまったく聞いてくれないのだ。
もう自分でやる!
夢の機械、「どこでもドア」
ついに完成した。
ドアを開ければ瞬時に行きたいところに行ける。
順番としてはこうだ。
(1)ドアをくぐった瞬間、生体データを読み込む。
(2)空間をつなぎ、到着先にドアを出現させる。
(3)読み込んだデータを出力する。
流通に革命をもたらした。
システムが社会に浸透して5年。
何だか変だな?という感覚が社会に忍び寄る。
顔がボヤケて見えない?
私、老眼かな?
目が悪くなったかしら。
人々はそう思っていた。
違う。
そういう顔の人がたくさんいるのだ。
圧縮。
実は、読み込まれたデータは圧縮処理されていた。
しかも非可逆圧縮。
何回もドアを利用すると、情報が欠落していく。
開発者はこうコメントした。
「許容限度内だと思った。」
ついに完成した。
ドアを開ければ瞬時に行きたいところに行ける。
順番としてはこうだ。
(1)ドアをくぐった瞬間、生体データを読み込む。
(2)空間をつなぎ、到着先にドアを出現させる。
(3)読み込んだデータを出力する。
流通に革命をもたらした。
システムが社会に浸透して5年。
何だか変だな?という感覚が社会に忍び寄る。
顔がボヤケて見えない?
私、老眼かな?
目が悪くなったかしら。
人々はそう思っていた。
違う。
そういう顔の人がたくさんいるのだ。
圧縮。
実は、読み込まれたデータは圧縮処理されていた。
しかも非可逆圧縮。
何回もドアを利用すると、情報が欠落していく。
開発者はこうコメントした。
「許容限度内だと思った。」
スパコン。
今となっては懐かしい響きだ。
2100年。
パーソナルコンピューターはスパコンの性能を凌駕した。
一人に一台以上の恐るべき性能のパソコンが行き渡った社会。
金儲けの重要な決断は、過去の実績プラス膨大なビックデータより、人ではなく、パソコンに指示を仰ぐのが定石となる。
株取引もパソコンが自動で行う。
人には確認無しだ。
1/10秒、1/100秒単位で各パソコンが売買にシノギを削る。
奇妙な現象が起きた。
通常取引が成立しない、二束三文の価格を提示するパソコンがあった。
その価格で売ったパソコンが存在した。
成立しない取引が成立した。
それを機に株価が大暴落を開始する。
1/100秒、1/1000秒単位で暴落していった。
世界中の悪意が動いた。
故意に安い値段を提示する。
仲間がその値段で売る。
同時多発。
世界的に株価は大暴落した。
これを機に世界経済の保全の為、パソコンでの取引及びWWWは禁止された。
人が電話をかけ、ハンドサインを用いて売買を行う。
人が現場へ行って物事を動かす。
経済の動きは鈍くなった。
しかし以前のようにすべての人間が24時間ネットを駆使して生活する疲労感は無くなった。
持つ必要のない人間の不必要なテクノロジーは結局、意味の無いものでしかなかった。
今となっては懐かしい響きだ。
2100年。
パーソナルコンピューターはスパコンの性能を凌駕した。
一人に一台以上の恐るべき性能のパソコンが行き渡った社会。
金儲けの重要な決断は、過去の実績プラス膨大なビックデータより、人ではなく、パソコンに指示を仰ぐのが定石となる。
株取引もパソコンが自動で行う。
人には確認無しだ。
1/10秒、1/100秒単位で各パソコンが売買にシノギを削る。
奇妙な現象が起きた。
通常取引が成立しない、二束三文の価格を提示するパソコンがあった。
その価格で売ったパソコンが存在した。
成立しない取引が成立した。
それを機に株価が大暴落を開始する。
1/100秒、1/1000秒単位で暴落していった。
世界中の悪意が動いた。
故意に安い値段を提示する。
仲間がその値段で売る。
同時多発。
世界的に株価は大暴落した。
これを機に世界経済の保全の為、パソコンでの取引及びWWWは禁止された。
人が電話をかけ、ハンドサインを用いて売買を行う。
人が現場へ行って物事を動かす。
経済の動きは鈍くなった。
しかし以前のようにすべての人間が24時間ネットを駆使して生活する疲労感は無くなった。
持つ必要のない人間の不必要なテクノロジーは結局、意味の無いものでしかなかった。
「私はだ~れクイズ」
・私は丸くもあり、平らでもある。
・わたしは真っ直ぐにも行き、右にも左にも行く。
・私には溝があったり無かったりする。
・私はだいたい黒い。
・私には気体がつまっている。
・私がひとつでも欠けるとたいがい困る。
さあ、私はだ~れ?
答え:「タイヤ」
・私は丸くもあり、平らでもある。
・わたしは真っ直ぐにも行き、右にも左にも行く。
・私には溝があったり無かったりする。
・私はだいたい黒い。
・私には気体がつまっている。
・私がひとつでも欠けるとたいがい困る。
さあ、私はだ~れ?
答え:「タイヤ」