ネコ博士「ではレッツゴー」
ネコ博士が電子レンジのスタートボタンを押しました。
オレンジ色の光と共に庫内のターンテーブルが回り、ノートも回ります。
ネコ博士「そろそろ過去にノートが行くにゃ」
鬼の旦那「するとどうなりますか?」
ネコ博士「ノートが消えた瞬間、助手の記憶も変化するにゃろう」
目の前のノートが消えました。
チーン
出来上がりのベルがなります。
鬼の旦那は電気が走ったように一瞬震えました。
鬼の旦那「ネコ博士。学祭前日にノートがとどきました。自分の字で書かれた新しい台本を見て、すぐに青鬼の家に行きました。そのまま徹夜の練習。学祭は大受けでした」
ネコ博士「それは良かったにゃ」
ネコ博士が電子レンジのスタートボタンを押しました。
オレンジ色の光と共に庫内のターンテーブルが回り、ノートも回ります。
ネコ博士「そろそろ過去にノートが行くにゃ」
鬼の旦那「するとどうなりますか?」
ネコ博士「ノートが消えた瞬間、助手の記憶も変化するにゃろう」
目の前のノートが消えました。
チーン
出来上がりのベルがなります。
鬼の旦那は電気が走ったように一瞬震えました。
鬼の旦那「ネコ博士。学祭前日にノートがとどきました。自分の字で書かれた新しい台本を見て、すぐに青鬼の家に行きました。そのまま徹夜の練習。学祭は大受けでした」
ネコ博士「それは良かったにゃ」
鬼の旦那は出来上がった台本を持って研究所に戻りました。
どうやらネコ博士も昨夜は徹夜だったようです。
鬼の旦那「博士、書けました」
ネコ博士「そうか。こちらも完成したにゃ」
ネコ博士が指さす機械は電子レンジのように見えました。
鬼の旦那「博士、これは電子レンジではないのですか」
ネコ博士「そうにゃ。台所にあった電子レンジのガワだけを利用させてもらったにゃ。今の段階では、過去に送る物の大きさの限界が電子レンジに入るぐらいの大きさだったのにゃ。台本を送る過去の場所と時間を機械に入力して早速送るぞ」
鬼の旦那「はい、おねがいします」
どうやらネコ博士も昨夜は徹夜だったようです。
鬼の旦那「博士、書けました」
ネコ博士「そうか。こちらも完成したにゃ」
ネコ博士が指さす機械は電子レンジのように見えました。
鬼の旦那「博士、これは電子レンジではないのですか」
ネコ博士「そうにゃ。台所にあった電子レンジのガワだけを利用させてもらったにゃ。今の段階では、過去に送る物の大きさの限界が電子レンジに入るぐらいの大きさだったのにゃ。台本を送る過去の場所と時間を機械に入力して早速送るぞ」
鬼の旦那「はい、おねがいします」
途方にくれた鬼の旦那は奥様に相談しようと思いつきました。
ネコ博士に一言声をかけて鬼の旦那は家に戻ります。
鬼の奥様は夕食の準備をしていました。旦那は状況を説明しました。
鬼の奥様「私もどうしていいのか分からないわ。でも一本しか原稿が無いのはまずいと思う。だから三つくらい新しいの書きなさいよ。漫才だけじゃなくてショートコントとか、先生のものまねとか」
鬼の旦那「そうするよ」
鬼の旦那は机にむかいました。
鬼の旦那「できた」
三本の台本が出来上がる頃、朝になっていました。
ネコ博士に一言声をかけて鬼の旦那は家に戻ります。
鬼の奥様は夕食の準備をしていました。旦那は状況を説明しました。
鬼の奥様「私もどうしていいのか分からないわ。でも一本しか原稿が無いのはまずいと思う。だから三つくらい新しいの書きなさいよ。漫才だけじゃなくてショートコントとか、先生のものまねとか」
鬼の旦那「そうするよ」
鬼の旦那は机にむかいました。
鬼の旦那「できた」
三本の台本が出来上がる頃、朝になっていました。
ネコ博士「ではワシは過去に物を送りつける機械を今から用意するからにゃ、台本を書くのにゃぞ」
ネコ博士は鬼の旦那に台本を用意せよと命令すると、ぶつぶつとつぶやきながら隣の部屋に行ってしまいました。
鬼の旦那は鞄の中から一冊のノートを取り出しました。
ネコ博士の行動を予想して、本棚に差しっぱなしのノートを持ってきました。
当時の台本が幼い字で書いてあります。
鬼の旦那はうけなかった原因を考えました。
原因がありすぎてどうしていいのかわかりません。
この台本が「つまらない」ということはわかりました。
ネコ博士は鬼の旦那に台本を用意せよと命令すると、ぶつぶつとつぶやきながら隣の部屋に行ってしまいました。
鬼の旦那は鞄の中から一冊のノートを取り出しました。
ネコ博士の行動を予想して、本棚に差しっぱなしのノートを持ってきました。
当時の台本が幼い字で書いてあります。
鬼の旦那はうけなかった原因を考えました。
原因がありすぎてどうしていいのかわかりません。
この台本が「つまらない」ということはわかりました。
手作りガチャガチャ「おにガチャ」作ってみました。
うまいことカプセルが出るかどうかの運試しチャレンジ。
そういう遊び方になります。
「おにガチャ」遊び方提案
仕組みを観察して、揺さぶって、回転させて、カプセルがころんと出てきて、スッキリするという遊びもいかがでしょう。
ぜひお遊びくださいませ。
ネコ博士「対処その2は、どうして漫才がすべったかを考えればおのずと答えがわかる」
鬼の旦那は考えました。
鬼の旦那「台本がまずかったのかもしれません」
ネコ博士「そうにゃん。台本をやり替えることができればウケるかもしれない」
鬼の旦那「台本があったとしてもどうしようもないのでは」
ネコ博士「そんなことはないにゃん。絶対におもしろい台本というものが存在するならば、それを過去に送りつければ良い。だから今すぐ台本を書くのにゃ」
鬼の旦那は考えました。
鬼の旦那「台本がまずかったのかもしれません」
ネコ博士「そうにゃん。台本をやり替えることができればウケるかもしれない」
鬼の旦那「台本があったとしてもどうしようもないのでは」
ネコ博士「そんなことはないにゃん。絶対におもしろい台本というものが存在するならば、それを過去に送りつければ良い。だから今すぐ台本を書くのにゃ」
ネコ博士はチップを取り付ける作業をしています。
鬼の旦那「頼みがあるのです」
ネコ博士「なんにゃ」
鬼の旦那「昔、学芸会ですべった漫才をどうにかできますか」
ネコ博士「できるにゃ」
ネコ博士はチップのインストールを終え、人型ロボットの動きを確認しながら返答します。
ネコ博士「対処その1、鬼の助手の脳をいじって記憶を操作する」
鬼の旦那「頭をいじるのは勘弁してください。そして私はあなたの助手なのですね」
ネコ博士「そうにゃ。お前は優秀な助手にゃ。対処1がいやなら対処その2もあるぞ」
鬼の旦那「頼みがあるのです」
ネコ博士「なんにゃ」
鬼の旦那「昔、学芸会ですべった漫才をどうにかできますか」
ネコ博士「できるにゃ」
ネコ博士はチップのインストールを終え、人型ロボットの動きを確認しながら返答します。
ネコ博士「対処その1、鬼の助手の脳をいじって記憶を操作する」
鬼の旦那「頭をいじるのは勘弁してください。そして私はあなたの助手なのですね」
ネコ博士「そうにゃ。お前は優秀な助手にゃ。対処1がいやなら対処その2もあるぞ」