階段を目指す。
すぐ背後に、気配が迫る。
ミツオは素早く振り返り、捨て身の足払いをくりだす。
ひょい
ちょっとした跳躍でミツオの蹴りはかわされる。
ロボはミツオを見下ろす。
ミツオの思考は完全停止。
終わった。
「よかった間に合った」
抑揚のとぼしい合成音声が響く。
一瞬何が起こったのか分からない。ようやく声がでた。
「エリーか?」
「そうです。ようやく乗っ取ることができました。とにかく急ぎましょう。今夜の騒動がきっかけかはわかりませんが、今夜12時にプログラムが開始する指令が下っています」
ミツオは声にならないうめきで応答しながら起き上がる。腕時計を確認する。12時まであと30分もない。
「急ごう」
ミツオは屋上の見張りから奪ったオートマチック拳銃を確認する。
こうなったら、銃声がしようがしまいが、関係ない。
二人は階下を目指して駆けだした。
すぐ背後に、気配が迫る。
ミツオは素早く振り返り、捨て身の足払いをくりだす。
ひょい
ちょっとした跳躍でミツオの蹴りはかわされる。
ロボはミツオを見下ろす。
ミツオの思考は完全停止。
終わった。
「よかった間に合った」
抑揚のとぼしい合成音声が響く。
一瞬何が起こったのか分からない。ようやく声がでた。
「エリーか?」
「そうです。ようやく乗っ取ることができました。とにかく急ぎましょう。今夜の騒動がきっかけかはわかりませんが、今夜12時にプログラムが開始する指令が下っています」
ミツオは声にならないうめきで応答しながら起き上がる。腕時計を確認する。12時まであと30分もない。
「急ごう」
ミツオは屋上の見張りから奪ったオートマチック拳銃を確認する。
こうなったら、銃声がしようがしまいが、関係ない。
二人は階下を目指して駆けだした。
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