新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十干の別号

2015年06月05日 | 四柱・その他
十干には「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の10個があるが、こららの十干は別の漢字で表記されることがある。
また、「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の意味をより具体的に言い表すもので、別号とも呼ばれている。
・甲の別号は押(オウ)…押とは、押さえて封ずる意味があり、春になると開いて冬になると閉じることを示している。
・乙の別号は軋(アツ)…すれ合うを意味し、春になると万物が自ら擦れ合い軋み合いながら殻を破って抜け出すこと。
・丙の別号は柄(ヘイ)…炳とも表記し、万物が成長して明らかになることを意味している。柄を取る様に両側に広がる。
・丁の別号は停(テイ)…万物が成長する中で、ある時期に成長がいったん止まり、次の成長に備える有様を表す。
・戊の別号は貿(ボウ)…万物の成長が極まることで、今迄の姿形を抜け出し、これまでの体を貿(カ)えようとする様子。
・己の別号は紀(キ)…万物が成長し、はじめて万物が成就した時、そこに「筋目・筋道」が現れる様子を示す。
・庚の別号は更(コウ)…更(カ)わるの意味で、万物が成長すると、姿形がその成長に合わせて新しい姿に変わる様子を表す。
・辛の別号は新(シン)…万物が皆縮んであらたまり、秀でた実が新たにできる様子を表す。
・壬の別号は任(ニン)…はらむことであり、陰の気が陽の気をはらんでいる様子を表している。
・癸の別号は揆(キ)…はらんだ万物をいつ芽吹かせるか、道筋を立てて推し量っている状態。
(五行大義の本から)
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする