新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

自星(比肩)について・・・1

2015年06月25日 | 今日の出来事
比肩(自星)は自分軸を表します。
現実の荒波の世界を生きて行くにはある程度の自星(比肩)が必要です。
男性の場合は女房や子供を抱えながら人生の荒波を乗り越える必要があるので、自星(比肩)には3個(●●●)から3.5個(●●●△)が良いと言われています。また月支に日干の根があると、命式の根っこが確りしているとも判断できます。例えば、日干:甲の男性ならならば、月支が寅月(2月)生れならば、十二運が建禄となり、甲という大木に確りした根っこがあると言います。
女性の場合は、結婚してから男性に合わせることも必要です(女性の身体は柔らかく出来ています、それは女性「二の立場」の者は、人と人とを繋ぐ役目があるからです。母の役目の一つに長男と父親とを繋ぐ役目もあります)。ですから、女性の場合は自星(比肩)に2個(●●)ぐらいが良いとされています。しかし、夫が優し過ぎて自分が中心にならなければいけない様な立場の女性は、自星(比肩)に3個(●●●)ぐらい必要かも知れません。
自星(比肩)が多すぎると自我が強くなり、我儘になりやすいですが、1個ぐらいしかない場合は、自己主張を貫けず周囲に振り回される傾向が出てきます。
以前、ある女性の命式を見たことがありましたが、彼女は命式の自星(比肩)に星が7個(●●●●●●●)ありました。
個性的な美人の方でしたが、比較的自分の思うままに人生を歩んで来たと言っていました。そして父親は「お前が男だったら良かったのに!」と、言っていたそうです。
安田流では、月上の天干星をその命式の中心の星として捉える看方をします。
天干は表に現れる事柄で、地支による変通星は天干を支える五行の様なものです。
天干(表に)に比肩(劫財・敗財)が現れると、それを抑える星が無い場合は、比肩という分離運が表面化しますのであまり好ましくはありません(分離運が強くなると、やや孤独の傾向も出てきます)。ですから、比肩は裏(地支)に出るのが好ましいと言われています。
反対に自星(比肩)に星が1個(●)で、命式の天干(表に)に財星と官星とが並び、地支(五行)も財官が多くなる場合は「財殺の命」となります。この場合は、一時的には社会的な位置や立場やお金には恵まれますが、行運に重ねて財星が出る時にお金の問題等で失敗する場合も出てきます。また、一般の家庭の主婦の場合は、周囲に振り回されて疲れてしまう場合もあるかも知れません。
時星(比肩)はある程度は必要ですね…

下記は、財殺の命の一例です。
(日干:木)の場合。
木(比肩)●
火(食傷)なし
土(財星)●●●●●
金(官星)●●
水(印星)なし
財殺の命に関しては以前のブログにも書きました。

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コメント (7)
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