裂肛の治療としての内肛門括約筋側方切開術(LSIS)を受けた女性からの質問がありました。(コメントのチェックの仕方が不十分で、お返事が遅くなったことをお許しくださいね)
Q:「括約筋は8の字になっていると聞きました。LSISで膣の方の筋力に影響があるでしょうか?」ということです。
A: 多少はYesです。(下記をよくお読みください)
LSISをお受けになったのですから、内肛門括約筋が常にきつく閉まっている状態を改善するために手術されたものと拝察いたします。その結果現在、裂肛による肛門狭窄の症状が改善しているのなら、治療は成功しています。ご安心ください。(LSISで切り過ぎると緩み過ぎることがあります)
一つの筋肉が8の字型をしている訳ではありませんが、複数の筋肉が結果として女性の場合は8の字になっています。しかし筋力はこの8の字の筋肉だけの問題ではなく、多くの筋肉全体の問題なのです。以前はこれらの筋肉がゆるむことによる症状を直腸脱、子宮脱などと分けていましたが、最近は「骨盤内蔵脱」として、一つのものとして扱う傾向にあります。ですので、多少は影響があると言わざるを得ません。これから大切なことは、現在の筋力を保つことです。そのために、おしりを締める練習が大事です。おしりを締めることは、つまり膣を締めることでもあります。筋力に影響するものとして、出産時の会陰切開や、産後の体重の戻り、肥満なども重要です。括約筋の手術だけではないのです。
筋力を保つトレーニングを解説しました。ごらんください。手術していないかたも、加齢により緩んでいくものですからね。
この内容はカテゴリー「裂肛(切れ痔)」と「肛門括約筋の話題」両方に関わるので、同日に2回掲載しています。日付ごとにご覧になっているかたご了承ください。
Q:「括約筋は8の字になっていると聞きました。LSISで膣の方の筋力に影響があるでしょうか?」ということです。
A: 多少はYesです。(下記をよくお読みください)
LSISをお受けになったのですから、内肛門括約筋が常にきつく閉まっている状態を改善するために手術されたものと拝察いたします。その結果現在、裂肛による肛門狭窄の症状が改善しているのなら、治療は成功しています。ご安心ください。(LSISで切り過ぎると緩み過ぎることがあります)
一つの筋肉が8の字型をしている訳ではありませんが、複数の筋肉が結果として女性の場合は8の字になっています。しかし筋力はこの8の字の筋肉だけの問題ではなく、多くの筋肉全体の問題なのです。以前はこれらの筋肉がゆるむことによる症状を直腸脱、子宮脱などと分けていましたが、最近は「骨盤内蔵脱」として、一つのものとして扱う傾向にあります。ですので、多少は影響があると言わざるを得ません。これから大切なことは、現在の筋力を保つことです。そのために、おしりを締める練習が大事です。おしりを締めることは、つまり膣を締めることでもあります。筋力に影響するものとして、出産時の会陰切開や、産後の体重の戻り、肥満なども重要です。括約筋の手術だけではないのです。
筋力を保つトレーニングを解説しました。ごらんください。手術していないかたも、加齢により緩んでいくものですからね。
この内容はカテゴリー「裂肛(切れ痔)」と「肛門括約筋の話題」両方に関わるので、同日に2回掲載しています。日付ごとにご覧になっているかたご了承ください。