姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

ALTA(ジオン注)後はどうするの?

2009-03-25 00:34:59 | 内痔核(いぼ痔)
いぼ痔に対するジオン注による硬化療法(ALTA療法)の後のことについて説明します。

当日:術後しばらくは安定するまで、点滴をします。少なくとも2時間は経過観察をします。帰宅する前には、再度術部を観察します。術前に脱出があった場合は、殆どの場合、当日から脱出がなくなります。
2-3日:注射部位がむしろ術前より腫れているので、この時期は排便後も「残便感」があることがあります。「息む(力む)」ことをさけます。排便コントロールが大切です。この期間は「家で入院している」くらいの心構えが大切です。通院は術翌日(=術後1日目)、3日目に通院していただきます。
その後の通院は1週間目、2週間目、3週間目、4週間目、2か月目、3か月目、半年、一年がめどです。

注射部位に潰瘍が出来ることが時にあります。経過を見ていれば殆どの場合、1か月目までには改善します。

私はALTA療法では、翌日の診察の時に、皆さんのお顔を拝見するのが、とても楽しみです。なぜなら、皆さん「にこにこ」しているからです。理由はお分かりですよね。
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